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シンデレラエクスプレス、魔法は「オレンジ色」だった 新幹線100系デビュー前に構想

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新幹線「100系」の構想段階のデザイン案。車体側面の帯は、オレンジなど青以外の色も検討された(JR東海提供)
新幹線「100系」の構想段階のデザイン案。車体側面の帯は、オレンジなど青以外の色も検討された(JR東海提供)
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 東海道・山陽新幹線で、国鉄が分割・民営化される前の昭和60(1985)年にデビューした「100系」車両に関し、構想段階では車体の側面に入る帯の色にオレンジなど青以外の案が検討されていたことが分かった。鉄道車両メーカーの近畿車両に当時のイラストが保管されており、20日に始まった「リニア・鉄道館」(名古屋市港区)の企画展で、先頭部分のとがった鼻が書き込まれた設計図面の最終案などと公開された。

 東海道新幹線では昭和39(1964)年の開業以来、白地に青を基調とするデザインが踏襲されており、結局100系でも採用された。昭和62(1987)年に発足し、東海道新幹線を運行するJR東海は、オレンジが会社を象徴するコーポレートカラー。民営化後を先取りしようとしていたかどうかは不明だが、同館は「自由な発想で、さまざまな色を検討したことが分かる」と話している。

 JR東海によると、100系の製作では、外部のデザイナーらでつくる委員会が設けられ、先頭部分のデザインやカラーを練った。とがった鼻と細い目が特徴の先頭部分になり、帯が青と決まるまでには、オレンジを含め多くの案が出された。

 JR各社などがまとめた「新幹線50年史」には、100系について「白の車体に青い帯の組み合わせにアクセントを付ける」「他の色の帯や点を付ける」ことを検討したとの記載がある。

 企画展「東海道新幹線の進化~100系新幹線のデビューと果たした役割~」には、東海道を走った代表的な特急列車が描かれた食堂車入り口の銅板の基になった図面など100系製作段階の資料がほかにも登場。9月23日まで開催される。

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