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大阪「4重選」で選管大わらわ 知事・市長・府議・市議

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大阪ダブル選を控え選挙ポスター掲示板の設置が行われる。4枚並んだ掲示板=20日、大阪市港区(前川純一郎撮影)
大阪ダブル選を控え選挙ポスター掲示板の設置が行われる。4枚並んだ掲示板=20日、大阪市港区(前川純一郎撮影)
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 大阪府知事・市長のダブル選は21日にまず知事選が告示され、選挙戦がスタートする。24日に市長選、29日に府議・市議選が告示され、それぞれ4月7日の投開票に向けて、激しい舌戦が繰り広げられる。大阪市で4選挙が同日実施されるのはおよそ半世紀ぶり。知事選、府議選に市議選が加わる堺市も、トリプル選は市制施行以来初めてとあって、各選管は準備に大わらわだ。「ダブルでもトリプルでもそれ以上でも、やるべきことは変わらない。ミスがないよう対応したい」と気を引き締めている。

 「報道でダブル選の可能性が取り沙汰された昨年末から、予算の検討を始めていた」

 大阪市選管の担当者は不測の事態に備え、投開票日の作業についてシミュレーションを重ねているという。

 大阪市で知事、市長、府議、市議の4つの選挙が重なるのは昭和46年4月以来48年ぶり。ただ当時の開票作業は投票翌日で、4選挙の即日開票は今回が初めてとなる。「昔の資料は残っておらず、期日前投票制度の導入など、選挙制度もそのときから大きく変わっている」とこぼす。

 1~2月はもともと予定されていた府議・市議選の準備に忙殺される時期。「統一地方選を前に選挙関係の業者はどこも大忙し。掲示板の資材も少なくなっていると聞いていた。そのため市長選の準備については、市長が辞職を表明する前から業者と水面下で話を続けてきた」と担当者は明かす。

 大阪市内では4選挙を受け、立候補者の選挙ポスターを貼る4種類の掲示板の設置が進む。市議選の立候補者が多いと見込まれる東淀川、平野、西成の各区などでは、掲示板の幅が10メートル近くに達する。

 従来の統一選で府議・市議のダブル選が定着していた堺市は、知事選が重なったことにより、初のトリプル選となる。

 堺市選管は、投票所で有権者に投票用紙を配るための交付機を約60台、投票用紙に候補者名を書くための記載台を約240台、それぞれ追加発注した。

 一方で投票用紙を入れる投票箱については、衆院選で使われる選挙区用・比例代表用・最高裁判所裁判官の国民審査用の3口が付いたタイプを代用する。

 堺市選管の担当者は「(トリプル選で)職員1人当たりの作業は増えたが、ミスのないように執行するため、準備を進める」と話している。(細田裕也、山本考志)

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