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捕鯨擁護「ビハインド・ザ・コーヴ」がNYで映画賞 「教育的側面ある」と評価

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 ニューヨークで5月下旬、ニューヨーク国際映画制作者祭が行われ、捕鯨を日本文化の一部として肯定的に捉えたドキュメンタリー映画「ビハインド・ザ・コーヴ」(2015年公開 八木景子監督)が審査員特別賞を受賞した。主催者側から「これまで知らなかった捕鯨に関する歴史的背景を伝え、教育的な側面もある」と評価されたという。

「ビハインド・ザ・コーヴ」のポスター
「ビハインド・ザ・コーヴ」のポスター

米アカデミー賞「ザ・コーヴ」に反論

 和歌山県太地町のイルカ漁を批判して10年に米アカデミー賞を受賞した映画「ザ・コーヴ」に反論しようと、八木監督が太地町に滞在して、制作した「ビハインド・ザ・コーヴ」はこれまでも各国の映画賞を受賞している。

 2月に行われたロンドン国際映画制作者祭では、八木監督が長編ドキュメンタリー部門の最優秀監督賞を受賞。東京・渋谷で4月に開催された第13回世界自然・野生生物映像祭では、「新しい視点賞」が授与された。

 米国では、日本の捕鯨船を攻撃し、国際指名手配されているポール・ワトソン容疑者が創設したシー・シェパードをはじめ、反捕鯨団体の活動が激しい。ニューヨーク国際映画制作者祭での「ビハインド・ザ・コーヴ」の上映会にも反捕鯨の活動家が訪れ、上映後、監督に「イルカを殺す場面は見たことがあるか」と問いただす場面もあった。

5月29日に開催されたニューヨーク国際映画制作者祭で、審査員特別賞を受賞した八木景子監督(提供写真)
5月29日に開催されたニューヨーク国際映画制作者祭で、審査員特別賞を受賞した八木景子監督(提供写真)

 八木監督はこの質問に「反捕鯨団体から見せてもらった。イルカやクジラに限らず、どんな動物が殺されてもつらい。(アカデミー賞作品の)『ザ・コーヴ』はイルカを殺すシーンを出すならば、ほかの動物が殺されるシーンも同様に出さないとおかしい」と反論した。

 映画祭の主催者からは「ビハインド・ザ・コーヴ」については「バランスが良い」との評価もあがったという。

和歌山県太地町にあるクジラのオブジェ(八木景子さん提供)
和歌山県太地町にあるクジラのオブジェ(八木景子さん提供)
5月29日に開催されたニューヨーク国際映画制作者祭で、審査員特別賞を受賞し、壇上にあがる八木景子監督(提供写真)
5月29日に開催されたニューヨーク国際映画制作者祭で、審査員特別賞を受賞し、壇上にあがる八木景子監督(提供写真)

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