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組み体操事故50件増422件、重傷46件、昨年度の兵庫県公立小中

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 兵庫県教委は、県内の公立小中学校(神戸市立を除く)で平成29年度に運動会や体育会(練習を含む)で行われた組み体操による事故が計422件にのぼり、うち治療に30日以上を要した重傷事故が46件だったと発表した。28年度と比較し、全体で50件、重傷事故が6件増加した。

 全国的に組み体操に関する事故が多発したことで、27年度から調査を実施。小中学校848校を対象に昨年11~12月に組み体操の実施率やけがの有無などを調べた。四つんばいで積み重なる「ピラミッド」や肩の上に立って塔をつくる「タワー」の2種に加え、28年度からは2人一組で太ももの上に立つ「サボテン」や「補助倒立」なども調査項目に加えている。

 組み体操を実施したのは全体の77・4%にあたる656校で、28年度より28校減少した。最も事故が多かったのはピラミッドの70件で重傷は5件。次いで、タワー55件(重傷6件)▽サボテン50件(同2件)▽補助倒立49件(同4件)-となった。重傷事故の主な原因として「安全に実施できる指導体制を構築できなかった」ことなどを挙げた。

 また、ピラミッドの平均段数は小学校で3・68段、中学校で5・60段。段数を下げた学校が114校だったのに対し、上げた学校は62校だった。

 県教委の担当者は「ピラミッドやタワーだけでなく2人などの少人数で行う種目でも事故が起きている。指導方法について研修会で周知したい」としている。

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