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将棋の藤井聡太六段、最年少七段昇段なるか 相手は「藤井キラー」井上一門 18日対局

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屋敷伸之九段との対局を終え、感想戦に臨む藤井聡太六段=7日午後、東京・千駄ヶ谷の将棋会館(撮影・梶川浩伸)
屋敷伸之九段との対局を終え、感想戦に臨む藤井聡太六段=7日午後、東京・千駄ヶ谷の将棋会館(撮影・梶川浩伸)

 高校生になったばかりの将棋の最年少プロ、藤井聡太六段(15)が七段に昇段するチャンスが到来している。18日に行われる八大タイトル戦の一つ「竜王戦」の予選にあたる5組ランキング戦準決勝で勝てば昇段規定を満たし、加藤一二三九段(78)の17歳3カ月より早い「15歳9カ月」の史上最年少七段が誕生する。今年2月に四段から五段、六段へと“スピード出世”した藤井六段が、3カ月足らずでまた昇段するか注目される。(中島高幸)

 ▲あと1勝で昇段△

 藤井六段が最速で七段へ昇段する条件が、「竜王ランキング戦連続2回昇級」だ。ランキング戦は、上位の1組から6組までに分かれ、それぞれトーナメントを勝ち上がることで、羽生善治竜王(47)=棋聖=の挑戦者を決める決勝トーナメント(本戦)進出を目指す。

 2~6組で決勝に進出すれば上位の組に昇級でき、1~5組は成績に応じて降級もある。本戦には1組から5人、2組から2人、3~6組から1人ずつ出場できる仕組み。

 昨年、藤井六段は6組に初出場して優勝し、5組に昇級。今期出場している5組の準決勝で勝てば決勝進出となり、来期の4組昇級が決まる。このため、「連続2回昇級」の規定を満たし、七段昇段となる。また、準決勝で敗れても、敗者復活戦にあたる昇級者決定戦で優勝しても規定を満たす。

 △羽生棋聖は20歳で七段▲

 中学生でプロになった棋士で藤井六段を除く4人では、七段昇段は加藤九段が最速で、次は谷川浩司九段(56)の18歳11カ月。羽生棋聖は20歳0カ月、渡辺明棋王(34)は21歳5カ月だ。藤井六段が今月に七段に昇段すれば、加藤九段より約1年半も早い記録となる。

 今回のチャンスを逃した場合、タイトル1期獲得や全棋士参加棋戦で優勝するなど、七段に昇段する条件はある。ただ、名人戦の予選にあたる順位戦でB級1組昇級や、六段昇段後に公式戦150勝を達成するには、少なくとも2年はかかる。

 ▲鬼門の井上一門戦△

 18日の準決勝で藤井六段が対戦するのは、船江恒平六段(31)だ。兵庫県加古川市出身で井上慶太九段(54)門下。平成22年にプロ入りし、23年に加古川青流戦、28年に上州YAMADAチャレンジ杯でそれぞれ優勝している。

 藤井六段は井上九段をはじめ、弟子の菅井竜也王位(26)、稲葉陽(あきら)八段(29)ら「井上一門」に勝てていない。船江六段が一門の意地をみせるか、藤井六段がジンクスを破るか注目される。

 藤井六段は4月の取材で「七段昇段はあまり意識していない。ただ、5組ランキング戦でベスト4まで来ているので、本戦目指して頑張りたい」と話した。

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