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【華麗なる宝塚】宙組娘役トップ・星風まどか「なんてすてきな組にいるんだろう」と涙が…敬愛する真風に「ついていきたい」

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宝塚宙組娘役トップ・星風まどか=兵庫県宝塚市(須谷友郁撮影)
宝塚宙組娘役トップ・星風まどか=兵庫県宝塚市(須谷友郁撮影)
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 宝塚歌劇団宙(そら)組20年の歴史で初となる、生え抜きのトップ。同組新トップ、真風涼帆(まかぜ・すずほ)の相手役として娘役トップに就任した星風(ほしかぜ)まどかは「まだまだ、いただく課題が多すぎて。毎日がいっぱい、いっぱいです」と初々しい。(橋本奈実)

 本拠地お披露目公演は兵庫・宝塚大劇場で上演中。「天(そら)は赤い河のほとり」(脚本・演出、小柳奈穂子氏)「シトラスの風-Sunrise-」(作・演出、岡田敬二氏)の2本立てだ。

 芝居は漫画原作で、古代にタイムスリップした女子高校生役。これまで少年や若い役を演じる機会が多かったが、「素の自分は落ち着いている方なので。今回もキャピキャピとした部分の表現は苦労しています」と話す。

 先日、テレビで、綾瀬はるか主演の映画「本能寺ホテル」を見た。国や時代は違えど、ヒロインがタイムスリップする設定は同じ。「その時代の人から見たら私は異色。でも私から見たら皆さん、どうしたの?という感覚を、綾瀬さんが自然に表現されていたので。目指したいですね」

 ヒロインは抜群の運動神経を誇り、民から戦いの女神として崇拝される。自身も幼い頃から、外で活発に遊んでいた。「体育が好きで、学生時代は卓球部でした。舞台で本格的な立ち回りをするのは初めてですが、皆さんに教えていただきながら、挑戦しています」とほほ笑む。

 役柄は心も強い。人前で発言をすることが苦手で、音楽学校時代は仲間に支えられてきたという自身の憧れでもある。「私も役とともに成長したい。同時に、役の一番の理解者であるのが自分の大切な仕事なので、責任を持って演じたいと思っています」

 ショーは宙組誕生時に上演された、組の代名詞ともいえる演目の20周年版。初演はビデオで見ていた。宙組生となった平成27年に同組で再演された際は、別の公演に出ており、観客として北海道まで見に行った。

 「同期と行こう!と。特に『明日へのエナジー』の場面は、最後列の下級生までキラキラしていて。私はなんてすてきな組にいるんだろうとうれしくて、涙が出ました。その作品に出られるのは本当に幸せです」

 その名場面「明日へのエナジー」には通常、次場面に出演する娘役トップは出ていない。だが、演出の岡田氏によると、星風から「出たい」という熱い思いを伝えられたこともあり、今回は組のメンバー全員が出演しているという。

 平成26年に入団した100期生。月組公演で初舞台を踏み、組配属前に宙組公演で主人公の少年時代役に抜擢(ばってき)された。翌年2月、宙組に配属され、6月に新人公演初ヒロイン。秋にはバウホール公演初ヒロインとスター街道を歩み、昨年、真風の相手役に就任した。

 入団当初は「大好きな舞台に立っていることが、ただうれしくて。怖いもの知らずでした」。だが、次第に自身の技術不足を痛感、舞台の怖さも味わったという。「まだまだ葛藤中ですが、成長したから味わうことなのかなと思うようにしています」と話す。

 心掛けるのは「舞台人としての自覚を持つこと」。真風の言葉もあって、強く意識していることだ。コンビを組む前のこと。右も左も分からぬ下級生の中の1人だった自身は、真風に質問をしにいった。すると、時間をとって、多くの事柄を教えてくれた。

 「私だけじゃなく、組子(組のメンバー)全員にそうしていらした。その姿を見て、私もそういう舞台人になりたいと思いました」

 相手役となった今。「真風さんは、組やコンビを『こうしたい』とは一切、おっしゃらない。真風さんの真摯(しんし)に舞台に、芸事に取り組む姿勢を見て、私たちが感じ、ついていきたい」

 健康維持は十分な睡眠。心の癒やしは、アクセサリーだ。「キラキラしたものを買うのも、作るのも、眺めるのも大好き。テンションが上がります」。若き娘役トップが、敬愛するトップとともに歩いていく。

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