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【華麗なる宝塚】宙組新トップ・真風涼帆、本拠地お披露目公演「真ん中に立つとこれだけの圧が、視線が…」成長を誓う

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宙組トップの真風涼帆=兵庫県宝塚市(前川純一郎撮影)
宙組トップの真風涼帆=兵庫県宝塚市(前川純一郎撮影)
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 宝塚歌劇団宙(そら)組新トップ、真風涼帆(まかぜ・すずほ)と、相手役の星風(ほしかぜ)まどかの本拠地お披露目公演「天(そら)は赤い河のほとり」(脚本・演出、小柳奈穂子氏)「シトラスの風-Sunrise-」(作・演出、岡田敬二氏)が兵庫・宝塚大劇場で上演中だ。今年誕生20周年を迎えた宙組の新たなスタート。真風は「初舞台を踏んだ宙組で、組が誕生して20年の節目に本拠地でお披露目公演を。不思議なご縁を感じます」と話す。4月23日まで。(橋本奈実)

 1月に東京でプレお披露目公演「WEST SIDE STORY」を終えたが、組のメンバーが全員そろっての公演は初めて。仲間に囲まれた稽古場でトップの自覚がより芽生えた。

 「全員の真ん中に立つとこれだけの圧が、視線があるんだなと、稽古場から感じました。だからこそ、自分自身がもっともっと上を目指していかなきゃいけない」と力強く語る。

 「天は-」は漫画家、篠原千絵氏の同名人気少女コミックをミュージカル化した作だ。紀元前14世紀のヒッタイト帝国。武力、知力に優れた美しい第3皇子カイル(真風)が、呪術(じゅじゅつ)の形代(かたしろ)としてタイムスリップさせられた現代の女子高生、鈴木夕梨(ユーリ、星風まどか)を深く愛し、理想の国を作るために邁進(まいしん)する姿を描く。

 原作は、以前から読んでいた。今作の主演が決まり、読み返し、「あらためて魅力的なキャラクターがたくさんいるのをすてきに感じました」と振り返る。

 主人公のカイルは武力、知力、容姿に優れた皇子。「ノーブルな、少女漫画の憧れの人。そこは大切に表現し、憧れられる存在になれるように」と話す。

 その上で宝塚らしさや、演技者としての芯を持つ。「漫画では主人公は上半身はほぼ服を着ていませんけど、そのリアルを追求し始めたら、宝塚では無理なので」と笑う。「表には出ない、役のベースに流れる気持ちを深めていけたら」

 ショーは、宙組誕生時の平成10年に上演された「シトラスの風」の20周年版。新時代への飛躍をテーマに新場面も加え、みずみずしいレビューとなっている。

 真風自身、宙組といえば「シトラスの風」というイメージを持っていた。星組から宙組に組替え後、全国ツアーで初めて同作に出演したとき、「自分は宙組生になんだな」と感じ、「胸にくるもの」があったという。「20周年にお披露目での上演はありがたく、身の引き締まる思い。今の宙組を見せたいと思います」

 18年入団。初舞台は宙組2代目トップ、和央(わお)ようかの退団公演だった。星組に配属され、「男役10年」と言われる入団10年目の節目に宙組へ。前トップ、朝夏(あさか)まなとの大劇場お披露目から出演し、その朝夏からバトンを引き継いだ。

 先日、宙組誕生20周年イベントで、歴代トップ7人と共演した。「20年の皆さんの思いをリアルに肌で感じる瞬間でした。それをつなげていけるような舞台を、これから1作1作、作っていかねばと気持ちを新たにしました」と話す。

 プレお披露目公演時。公演回数を重ねるごとに、相手役の星風との信頼関係が深まっていくのを感じたという。「よく100回の練習より、1回の舞台といわれますが、本当にそうだなと。(星風は)私も成長しなきゃと思う刺激にも、支えにもなってくれた。舞台で培われた強い信頼は大きい」と振り返る。

 その公演から、星組時代に同じ舞台に立った男役スター、芹香斗亜(せりか・とあ)が花組から組替えして出演。間近で自身を支えてくれている。「5年半ぶりなので。懐かしいさもあり、新鮮さもありました。やっぱりお互い、いろんなことを学んできたので。これから、舞台で刺激し合える環境を作っていけたら」

 プレお披露目初日。客席で涙ぐみ、喜ぶファンを見て、初めてトップとなったことを実感したそう。公演期間中は古巣、星組の元トップたち、安蘭(あらん)けい、柚希礼音(ゆずき・れおん)も観劇にきて温かい言葉をくれた。「内容? それは私にとって宝物なので、お知らせできません」と心に秘めた。

 「ずっと、ファンの皆さまや宙組のために、組を、作品を良くしたいと思ってやってきた。トップになってあらためて思うのは、みんなの思いも1つということ」。変わらぬ思いを胸に抱き、走り出す。

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