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京大入試の化学で出題ミス 2問を削除、11カ所訂正

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京大入試の化学で出題ミス 2問を削除、11カ所訂正

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 京都大は26日に実施した一般入試の理科の選択科目「化学」で、「内容が不適切」として2問を削除し、計11カ所を訂正したと明らかにした。京大は試験終了30分前までに受験生に周知したと説明。削除した問題を除いて100点満点にして採点するため、合否には影響ないとしている。

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 京大によると、氷の結晶構造について問う問題で、語句や数値などを解答する2問についてミスが判明し、試験開始後に削除。ほかにも問題文の中の計11カ所を訂正した。

 このうち7カ所については開始前に見つかっており、問題用紙とともに訂正を記した用紙を配布したが、4カ所は開始後に判明したという。

 試験開始前後に行った学内の教員によるチェックで発明。試験終了30分前までには各会場の黒板に掲示したという。また、物理でも問題文計4カ所についての補足説明を問題用紙とともに開始前に配布した。

 理科は7学部の計5085人が受験。物理や化学、生物などから2科目を選択するなどして受ける。試験時間は2科目で180分だった。京大によると、受験生から苦情は寄せられていないという。

 京大は今月、昨年2月に実施した一般入試の物理で出題ミスをして追加合格者を出した問題を受け、点検体制を強化。理科と地理歴史については、試験開始後に行う点検の人数も増やした。

 京大入試企画課は「チェック体制を強化したことにより適切な内容へ修正することができたが、例年より多くの訂正などを出したことは残念だ」とのコメントを出した。

 大学入試に詳しい桜美林大の田中義郎教授(教育学)は「問題を作った後のチェック体制がどうだったのか、大学側には説明責任がある」と指摘。ただ、相次いで発覚した京大や大阪大での入試ミスを受け、入試への関心が高まったとし、「関係者の緊張感が高まり、ミスの早期発見につながった可能性がある」とも話した。