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【ビジネスの裏側】関空-USJ-任天堂の「好調トライアングル」…関西経済牽引に期待

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関空-USJ-任天堂の「好調トライアングル」…関西経済牽引に期待

ビジネスの裏側更新
関西国際空港に設置された任天堂のゲーム機を体験できるコーナー 1/2枚

 関西国際空港と大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」が、任天堂との結びつきを強めている。関空には新型ゲーム機の体験コーナーが設置され、USJでは任天堂エリアの建設が始まった。関空とUSJは利用者や入場者が過去最高を更新するなど好調で、任天堂も新型ゲーム機が品薄になる人気。「好調トライアングル」で関西経済を牽引するとの期待が高まっている。(藤原直樹)

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関空でスイッチ体験

 関空は訪日外国人の急増を受け、中国や韓国などアジア向けの格安航空会社(LCC)を中心に旅客便が拡大。平成28年度の旅客数は前年度比7%増の2572万人で過去最高を記録した。

 そんな好調関空の第1ターミナル1階国際線到着口近くに6月23日、任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」を体験できるコーナーが設置された。

 広さ42平方メートル。スイッチのほか携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」やスマートフォン向けのゲームが用意される。人気キャラクター「マリオ」の像も設置され、記念撮影が可能だ。

 任天堂の体験コーナーが空港に設置されるのは初めて。任天堂のゲーム機は外国人のおみやげ人気も高いため、関空への設置でPR効果を狙っている。「楽しめる空港」を目指す関空にとっても、任天堂のゲーム機は集客に貢献するとみている。

USJにマリオ登場

 28年度の入場者が過去最高の1460万人となったUSJは、ライバルの東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)を激しく追い上げている。その切り札になるのが、32年開業予定のマリオなどが登場する新エリアだ。

 過去最高となる600億円超を投資し、人気ゲーム「マリオカート」をテーマにした乗り物型アトラクションのほか、物販店や飲食店などを集め、任天堂のゲームの世界観を楽しめるエリアにする。

 6月8日には着工式が行われ、本格的に工事がスタートした。USJ運営会社のジャン・ルイ・ボニエ最高経営責任者(CEO)は「だれも体験したことのないような魅力を提供できる。入場者を数百万人は上乗せできるはずだ」との見通しを示した。

 任天堂にとってもキャラクター資産を活用したビジネス拡大の好機となる。任天堂エリアはUSJ以外にも米国の2カ所のユニバーサル・スタジオで建設が予定されており、先行オープンするUSJでの成否が試金石となる。

写真ギャラリー

  • 新アトラクション「SUPER NINTENDO WORLD」の着工式=大阪市此花区(前川純一郎撮影)