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「淡路島たまねぎの教科書」 栽培開始から130年、歴史や魅力を学んで

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「淡路島たまねぎの教科書」 栽培開始から130年、歴史や魅力を学んで

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タマネギの魅力と歴史がたっぷりつまった「淡路島たまねぎの教科書」 1/1枚

 南淡路農業改良普及センター(兵庫県南あわじ市八木養宜中)は淡路特産のタマネギについて学ぶための冊子「淡路島たまねぎの教科書」を作成し、島内のJAや農作業体験を受け入れている農家などに配布している。淡路島で初めてタマネギ栽培が行われて130年となることから、同センターな「歴史や魅力を農家に知ってもらい、消費者や後世に伝えてもらいたい」としている。

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 農業体験の受け入れなどで農家が消費者に農産物のPRをする機会が増えており、タマネギの歴史やおいしさの理由などを正しく学ぶ資料がほしい、という要望が寄せられていたという。同センターで古い資料などを調べてA4判、16ページの冊子にまとめて千部を作成した。

 「教科書」は中央アジア原産のタマネギが西に広まり、紀元前3千年にはエジプトで食べられていたという歴史からスタート。淡路島では明治21(1888)年に賀集村(現南あわじ市)で試作されたが当初はうまくいかず、大正9年ごろから販売目的の栽培が始まった。価格暴落が多く、すぐ捨てられるように「たまねぎ作りは川端でやれ」と言われた時代もあったという。

 栽培手順や品種改良の歴史、甘さや柔らかさの理由、おいしいタマネギの選び方、保存法、タマネギ小屋や農民車の歴史についても説明。食べている部分は鱗茎(りんけい)と呼ばれ「葉」に相当することや、淡路島では稲作後の田んぼで栽培されていることなど幅広い知識を掲載している。

 今夏には淡路島タマネギを学ぶ研修会を予定しており、その際のテキストに使用。将来的には「淡路島タマネギ検定」の開催も検討しているという。

 配布先は南あわじ市、洲本市、JAあわじ島、JA淡路日の出。問い合わせは同センター((電)0799・42・0649)。