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【衝撃事件の核心】女性の“不倫現場”を撮影し面会強要、逮捕されたのは小学校教頭だった…異常で執拗な犯行の不可解な“動機”

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女性の“不倫現場”を撮影し面会強要、逮捕されたのは小学校教頭だった…異常で執拗な犯行の不可解な“動機”

衝撃事件の核心更新

 男は、狙いを付けた女性の特徴や状況、車種などを携帯電話にメモ書きしたりICレコーダーに吹き込むなどして記録。その数は「50~100件ほどになる」と述べている。

 また脅迫する文書や画像を校内のパソコンなどを使って作成する際は指紋がつかないように軍手を着用。パソコンにはパスワードを付けて文書を保存していたという。

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「不倫をやめさせるため」

 男の動機はいまひとつはっきりしないが、取り調べなどでは、「不倫はいけないことなので、やめさせようと思った」「不倫を止められるのは自分しかいない」などと説明。県教委の聞き取りに対しては、「今から考えるとめちゃくちゃなことをやっていた。県全体の教職員に多大な迷惑をかけて申し訳ない」とも話したという。

 しかし実際は、不倫ではないのに男が勝手に思い込んだケースも多かったとみられる。実際、前述の46歳の被害女性は、旧知の仲である知人男性に会っていただけだった。面識のない男に突然目を付けられ、自宅まで押しかけられ脅迫されたこの女性は検察に対し、「今後、私や家族に危害を加えるのではと言葉にならない恐怖を覚えた」と述べている。

職場では「しっかりした先生」

 男は妻子がおり、職場での評判はよかった。かつて一緒に働いていた男性は「真面目で、子供たちにしっかりと指導できる先生だった」と振り返る。口数が多いタイプではなく、職場の懇親会でもあまり酒は飲まず、物静かな印象で、授業では子供たちと楽しそうな様子が見受けられたという。

 学年主任や、学校運営委員会などの責任のある立場も任され、同僚の信頼も厚かった。そうした点が評価され教頭になったといい、逮捕の一報を聞いたときは男性も同僚らも「一体何が起きたのか」と驚き、困惑したという。男性は「今の子供たちは難しいところもあるが、先生(男)は悪いことに対してはっきり怒ることができる人だった。こんなことになり、同じ教師として残念だ」と肩を落とした。

 一方、近所の住民らとは交流があまりなかったようで、「すれ違っても挨拶程度」「普段あまり顔を合わす機会はなかった」との声が聞かれた。

 周辺の話を聞いても、何が教頭を執拗で異常な犯行に駆り立てたのか見えてこない。公判でこうした点がどこまで解明されるのか注目される。

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  • 教頭が女性を付け狙った現場の一つである滋賀県湖南市のドライブイン