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【関西の議論】日本最古?の神話「ホツマツタヱ」とは…古事記、日本書紀より古い?学界は疑問視も愛好家の研究盛ん

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日本最古?の神話「ホツマツタヱ」とは…古事記、日本書紀より古い?学界は疑問視も愛好家の研究盛ん

関西の議論更新

 多くの謎に包まれた古代史の世界で、50年前に国内で発見された「ホツマツタヱ(秀真伝)」という歴史書が一部の愛好家たちを惹きつけている。漢字が伝わる以前の日本にあった「ホツマ文字」という文字でつづられ、古事記や日本書紀よりも古い書物…と愛好家は信じる。もちろんさまざまな矛盾点から学界では疑問視する声が強いが、研究熱は止まず、11月には発見50年を記念した全国フォーラムが同書の全巻が見つかった滋賀県高島市で開かれた。関係者は「ホツマ文字」で書かれた文献はまだどこかに眠っている、と大真面目だ。歴史ファンを熱くする「ホツマツタヱ」っていったい何?

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古代の国造り描く!?

 「再発見50高島ホツマツタヱ縄文ロマンの集い」と題したフォーラムをのぞくと、全国から集った約400人の愛好家たちで熱気に満ちていた。ホツマツタヱの研究会は、東京、滋賀、岩手、徳島など全国10数カ所にあり、数百人が所属しているという。

 隔月発行の同人誌「検証ほつまつたゑ よみがえる縄文叙事詩」の編集長、原田武虎さん(54)によると、「ホツマツタヱ」は「天・地・人」の3部で構成する約12万文字、全40巻の書物。古事記、日本書紀の「記紀」と同様、古代の日本の国造りを描いているとされる。

 発見された書は江戸期に製本されたもので、○や△のような形で表した「ホツマ文字」で書かれ、隣に漢文の「翻訳」がついている。「アマテラスオオミカミ」や「イザナミ」に相当する人物も登場するといい、記紀を下敷きにしているのでは、との自然な疑問が生まれるが、原田さんは「皇室関係の系図がより明確に描かれ、歴史の理解が進む」と話す。

全40巻発見!!

 「再発見50高島ホツマツタヱ縄文ロマンの集い」の井保國治実行委員長(51)によると、昭和41年8月、出版社「自由国民社」の編集長などを務め、古代史の研究者でもあった故松本善之助氏が東京・神田の古書店で「ホツマツタヱ」の一部の写本を発見したことが、今につながる研究の始まりだった。

 松本氏は知人の国学者などに冷ややかな目で見られながらも、独自に研究を進める。全40巻を探し求めるなかで、四国の旧家に残っていた写本に「高島郡の某から借りて写した」との記述を発見、滋賀・高島市を訪れる。そこで知り合ったのが、土地の旧家の井保家だ。今回の実行委員長を務めた井保さんも一族にあたる。

 そして平成4年、高島市安曇川の日吉神社の蔵から全40巻が発見された。実は井保家の先祖が漢訳を完成させ、神社に納めていたのだ。書籍には安永4(1775)年と制作年代の記載があった。全巻が見つかったことで、一気に「研究」が進んだ。

日本古来の文字!?

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