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【近ごろ巷に流行るもの】イヌ、ネコに次ぐ癒やし系「第3のペット」ウサギ…鳴き声の心配なく「うさんぽ」「へやんぽ」でコミュニケーション

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イヌ、ネコに次ぐ癒やし系「第3のペット」ウサギ…鳴き声の心配なく「うさんぽ」「へやんぽ」でコミュニケーション

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 店の扉を開けた途端、ふわっと牧草のにおいが香る。壁際に清潔に保たれたケージが並び、中でウサギたちがくつろいでいた。ネコよりも小さくて、丸みのある体。茶や黒、グレー、ツートンと色もさまざま。垂れ耳もいる。絵本から飛び出てきたような愛らしい姿に一目で恋に落ちた-。

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 癒やし系の容姿に加え、「安い」「鳴き声がない」「名前を覚える」などを理由に近年、ウサギはペットとして人気が急上昇だという。専門店も続々と登場しており、関西でも十数年でおよそ倍の約15店に増え、イヌ・ネコに次ぐ「第3のペット」の声も聞かれる。

 大阪市東淀川区のうさぎ専門店「うさぎ星」では、ピーターラビット似の「ネザーランドドワーフ」など重さ1キロ前後の小型種などを中心に人気の4品種を取り扱う。血統書付きで3万~6万円程度と、イヌやネコに比べかなりお手ごろだ。

 生後1.9カ月のオスのウサギと暮らす淀川区の主婦、今井由美子さん(54)は「なかなかのツンデレですが、じわじわとなついてくれるのがうれしい。声を出せない分、態度や表情が豊かなんです」と魅力を話す。

 この店はペットホテルも手がけており、夕方にはホテルの引き取りや足のつめ切り、餌の買い足しなどの客でにぎわう。2階にあるウサギの遊び場「ロンパールーム」は広々としており、飼い主たちの交流の場にもなっている。

 こうした専門店は、ペットショップより取り扱う品種も数も格段に多い。ウサギに特化した知識やノウハウもあるので、飼った後も相談ができて安心だ。経営者の久保二美子さん(51)は「弱そうに見えて結構たくましい。イヌやネコとも一緒に飼えますよ」と説明。餌の改善などにより今は、寿命も10年近くまで延びているという。

 飼い主にとって、ペットとの外出はあこがれだ。ウサギの散歩は「うさんぽ」とも呼ばれ、「うさぎ星」スタッフの新城千紗さん(27)も“相棒”のかんた君(2歳)との散歩を楽しんでいる。行きつけの公園に着くと、かんた君は土や草の上を元気に動き回ってご機嫌の様子。リードを取り付けるためのかわいらしい服を着せられ、「イヌよりもかわいいわねぇ」と、声をかけられる。

 ウサギにとって適度な運動は必要だが、外が苦手なタイプには無理強いは禁物。部屋の中を歩かせる「へやんぽ」でも十分だ。近年はペットを飼えるマンションも増えており、実際にイヌやネコを飼う人も多いが、鳴き声や日々の散歩などの悩みはつきものだ。ただ、ウサギはほとんど鳴き声を立てないのでその心配がない。

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