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三反園知事が〝公約〟翻す? 川内原発の運転再開容認 「権限ない」と起動前検討委にこだわらず

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三反園知事が〝公約〟翻す? 川内原発の運転再開容認 「権限ない」と起動前検討委にこだわらず

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 鹿児島県の三反園訓(みたぞの・さとし)知事は1日の定例県議会で、九州電力川内原発の安全性を議論するため新設する検討委員会に関し、8日にも予定される川内1号機の原子炉起動前の設置にこだわらない考えを示した。「私に原発を動かすかどうかの(決定をする)権限はない」とも強調した。事実上、定期検査からの運転再開を容認したことになる。

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テレビ朝日の記者、人気番組コメンテーターから転身…当選に向け“反原発”掲げ

 九電は川内1号機の運転再開への起点となる原子炉起動を8~9日に予定しており、三反園氏がそれまでに運転再開の延期を求めるかどうかが焦点だった。三反園氏は県議会で代表質問に対し「8日がどうこうで(検討委を)設置するわけではない」と答弁した。

 検討委の関連予算案は現在審議中で、設置は定例県議会が終了する16日以降となる見通しだ。三反園知事は検討委での議論に関し「(九電が実施している)特別点検の結果を検証してもらい、問題があれば稼働の有無にかかわらず強い対応を取りたい」とも述べた。

 三反園知事は鹿児島県指宿市出身。早稲田大学卒業後、テレビ朝日の記者となり、官邸や省庁のキャップなどを歴任。人気番組のコメンテーターとしても活躍した。

 県知事選に出馬を表明したのは昨年12月。当初は「自然再生エネルギーを推進し、原発に頼らない社会を目指す」としながらも、反原発を前面に打ち出していたわけではなかった。「川内原発の停止と再点検・再検証」が最終的に公約に盛り込まれたのは、ほかに候補擁立を検討していた反原発派との政策合意が背景にあるとみられている。

 当選後、原発の安全性に対する考え方について改めて問われると、「知事になる前の立場と、今の立場はちがう。もう一度、これまでの経緯を聞いて私の考え方をまとめたい」と一気にトーンダウンしていた。

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