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海自艦衝突で死亡の釣り船船長の遺族ら提訴 5450万円賠償求め

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海自艦衝突で死亡の釣り船船長の遺族ら提訴 5450万円賠償求め

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 平成26年1月、広島県大竹市沖で海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」と釣り船が衝突、転覆した釣り船の船長ら2人が死亡した事故で、船長の遺族ら4人が25日、国に慰謝料など計約5450万円の損害賠償を求め、広島地裁に提訴した。

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 訴状などによると、事故は26年1月15日午前8時ごろ発生し、釣り船の右舷がおおすみの左舷に衝突し転覆。高森昶船長=当時(67)=と同船の大竹宏治さん=同(66)=が死亡、1人が重傷を負った。

 提訴後の記者会見で原告の1人は「真相究明のため公平な裁判をしてほしい」と話した。

 業務上過失致死傷などの疑いで、当時のおおすみ艦長と当直士官だった航海長、高森船長の3人が書類送検されたが、広島地検は27年12月、いずれも不起訴処分とした。遺族らはおおすみ側の2人の処分を不服として今年1月、広島第2検察審査会に審査を申し立てた。

 防衛省は「訴状が届いていないため、コメントは差し控える」としている。