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韓国籍の自称アーティスト女、「落とし物」のスマホ詐取 「オールオッケー」に幻惑された京都府警の痛恨ミスとは

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韓国籍の自称アーティスト女、「落とし物」のスマホ詐取 「オールオッケー」に幻惑された京都府警の痛恨ミスとは

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 拾得物として警察署に届けられていた他人のスマートフォンを自分が持ち主だと偽って受け取ったとして、京都府警下京署は15日、詐欺容疑で、韓国籍で住所不定の自称アーティスト、呉蔚(オウ・ウル)容疑者(23)を逮捕した。同署によると、「警察官をだましていない」と、否認している。

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 逮捕容疑は4月21日午後6時40分ごろ、同署が拾得物として保管していた他人のスマホを、落とし主と偽って遺失届などを記載。署員の確認に対し、「オールオッケー」などと応答し、詐取したとしている。

 同署によると、スマホは3月、京都市下京区の飲食店で、20代女性が紛失していた。4月2日、同区の別の飲食店で、呉容疑者がこのスマホが入ったリュックサックを預けて立ち去り、店側の届け出を受けた同署が拾得物として保管していた。4月21日に、呉容疑者が下京署に受け取りに現れ、犯行に及んだという。

 このとき、呉容疑者と署員は片言の英語で会話。対応した署員は、呉容疑者がリュックサックの複数の中身やスマホの機種などを正確に伝えたことから、正規の持ち主だと勘違いしたという。

 リュックサックなどは呉容疑者自身の所持品とみられるが、スマホについては、呉容疑者のものではなく、盗まれた可能性が高く、同署が捜査を進めている。

 一方、携帯電話などの落とし物があった場合、警察官は、持ち主への本人確認として携帯番号の確認などを行う必要があるというが、今回、対応した警察官はこうした確認を怠っていたという。

 同署は「拾得物の返還時にはより慎重な対応を徹底し、再発防止につとめる」としている。

 5月9日に持ち主のスマホの契約者が、下京署に連絡してきたことで、警察官のミスと呉容疑者の犯行が発覚。

 呉容疑者は5月14日午後、東京都内の飲食店で、他人の財布を盗もうとしたとして警視庁野方署で事情を聴かれていたため、所在が判明した。

 下京署の調べに対し、呉容疑者は「自分は女優でアーティストだ」などと述べているという。