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松井知事「二極へのスタート予算」 “強い大阪”へ3・2兆円 大阪府27年度予算案 

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松井知事「二極へのスタート予算」 “強い大阪”へ3・2兆円 大阪府27年度予算案 

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大阪府の平成27年度当初予算規模 大阪府の松井一郎知事は16日の記者会見で、一般会計総額が過去最大の3兆2885億円となる平成27年度当初予算案を発表した。23日に開会する府議会2月定例会に提案する。外国人観光客の増加など成長の兆しが見られる中、松井氏は東京と東西二極の一極を担う大阪に再生させるため、来年度予算を「二極へのスタート予算」と位置づけ、「強い大阪の実現を目指す」と意気込みを語った。

 松井氏は安心・安全の確保を最優先課題として、南海トラフ巨大地震や集中豪雨対策に計約213億円、小学校の通学路への防犯カメラ設置に1600万円を計上した。「府民の命を守ることが重点事業のトップになる」と述べた。

 また、4月に始まる子ども・子育て支援制度や、医療・介護サービスの拡充に、消費増税に伴う増収分(740億円)を回した。

 一方、大阪市との連携を強化していくための予算として12億2838万円を計上。市と誘致を目指してきたカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致PRに201万円を計上したほか、ギネス記録に認定された御堂筋イルミネーションにも2億8684万円を計上。

 また、橋下徹市長が提唱した「近現代史を学ぶ施設」の設置については、展示内容を検討するため353万円を負担する。松井氏は「子供たちに大事な歴史認識を学んでもらう施設は必要」として、国に設置を求めていく考えを示した。

 景気回復や消費増税などの影響で、府税収入は前年度比2237億円増の1兆3962億円となった。2008(平成20)年9月のリーマン・ショック前の水準にまで回復したものの、財源不足は続いており、「貯金」に当たる財政調整基金から過去最大となる599億円を取り崩した。

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