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【浪速風】内閣の大問題は別にある(10月17日)

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内閣の大問題は別にある(10月17日)

浪速風更新

 内閣改造は必要なかったのではないか。一人も途中交代せずに617日の戦後最長記録を達成した前内閣は、つまりはうまくいっていたということだ。業績のいいうちに人事異動を行うのは企業でもよくある。マンネリを打破し、組織を活性化するのが狙いだが、ブレーキになる危うさもある。

 ▼新大臣に疑惑が噴出している。小渕優子経産相は支持者向けの観劇会の費用を補(ほ)填(てん)した疑いが持たれている。事実なら公選法が禁じる有権者への利益供与にあたる。松島みどり法相は選挙区内でうちわを配った。「活動報告を印刷した討議資料」という釈明は苦しい。誤解を恐れずに言えば、国政の大問題とも思えぬが。

 ▼両大臣とも女性の活躍を掲げる改造内閣の“目玉”とされた。そもそも人事は男女の別なく適材適所であるべきで“目玉”など必要ない。それに当選回数によって順番待ちする「大臣適齢期」に配慮するのもおかしい。そうした古い体質を払拭すべきだったのだ。