産経WEST for mobile

「邪馬台国は奈良に」奈良女子大副学長が自説展開、南都銀行創立記念セミナーで

記事詳細

「邪馬台国は奈良に」奈良女子大副学長が自説展開、南都銀行創立記念セミナーで

更新

 南都銀行(奈良市)の創立80周年を記念したセミナーが19日、奈良市の奈良女子大で開かれ、女子大の小路田泰直副学長が「邪馬台国論争とは何か-日本史学の深(しん)淵(えん)」をテーマに講演した。小路田副学長は、中国・魏の使者は九州から山陰地方を通り、丹後半島辺りから陸路で邪馬台国に向かったとし「『魏志倭人伝』を読めば邪馬台国は奈良にあったと分かる」と自説を展開した。

 邪馬台国の位置については「畿内説」と「九州説」がある。小路田副学長は「魏志倭人伝を見ると、船から降りて陸を1カ月進んで邪馬台国とあり、大阪からヤマトに向かうと考えるとあまりにも遠すぎるとして、古代史の専門家たちは文献だけでは位置が分からないと考えている」と紹介。

 「誰もが朝鮮半島から九州に来て、瀬戸内海を進んだと考えている。しかし大陸から見れば日本海は内海。出雲などのある山陰地方の沿岸を進んだのではないか」とし「丹後半島から陸路を進んだとすれば、1カ月ほどかかってもそう不思議ではない」と説明する。

 小路田副学長が語る新しい視点の古代史に、当初の定員200人を大きく超えて集まった約600人の聴衆は真剣な表情で聞き入った。

 御所市から来た森田泰二郎さん(71)は「全く新しい話ばかりでとても有意義な時間を過ごせた」と興奮した様子で話していた。

ランキング