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「断腸の思い」「練習は無駄にならない」 夏の甲子園中止で東北の高野連の反応

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甲子園大会の中止を受け、記者会見する秋田県高野連の尾形徳昭会長(左)と久米信彦理事長=20日、秋田市
甲子園大会の中止を受け、記者会見する秋田県高野連の尾形徳昭会長(左)と久米信彦理事長=20日、秋田市

 「断腸の思い」「練習は無駄にならない」-。日本高野連は20日、新型コロナウイルスの感染拡大防止を考慮し、夏の甲子園大会の中止を決定した。東北各地の高野連関係者は戦後初となる事態を冷静に受け止めつつも、やりきれない思いを言葉ににじませた。

 青森県高野連の赤井茂樹会長は「緊急事態宣言が継続中の地域もあり、苦渋の決断をしたと思われる。悔しい結果となったが、野球部員の進路や学校生活をサポートしていただき、今後も高校野球に対しご支援をお願いしたい」とのコメントを発表。今後については6月5日に臨時常任理事会を開き、対応を検討していくという。

 岩手県高野連の南舘秀昭会長は「夢の舞台への道を閉ざされた球児たちの無念を思うと、私たち高校野球に関わる者にとっても誠に残念な思い」とした上で、代替の県大会開催については「関係各機関と慎重に協議を進めていく」などとコメントした。

 秋田県高野連では記者会見を行い、尾形徳昭会長は「泣いている球児も多いだろうが、甲子園にあこがれて練習してきたことは決して無駄にならず、将来を照らす光になるはずだ。悔しさを将来への思いに変えて頑張ってほしい」と語りかけた。

 また、代替の県大会開催について久米信彦理事長は「県の大規模行事自粛要請が6月以降どうなるかを見た上で、県や日本高野連とも相談して判断したい」と述べ、「県内移動の短縮化や無観客化なども検討しながら、球児らに何らかの形を示したい」とした。

 宮城県高野連では今回の中止決定を受け、6月5日に開催する常任理事会で今後の対応を協議する予定。同11日には理事会・運営委員会を開き、代替の県大会開催の可否や、県高野連の関連行事の運営方針などを確認する。

 福島県高野連は松浦冬樹会長と小針淳理事長の連名で「中止の判断はやむを得ないと考えざるを得ない。しかし、開催を信じ懸命に努力してきた球児や関係者の心情を思うと断腸の思い」などとするコメントを発表。代替の県大会開催については「可能な限り検討する」としており、29日に開く県高野連の臨時理事会で協議する。

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