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ヤクルト奥川がプロ入り後初めてマウンドで投球 「ブルペンと全く違う感覚」 

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高津監督(中央)が見守る中で投球練習するヤクルト・奥川=埼玉県戸田市(球団提供)
高津監督(中央)が見守る中で投球練習するヤクルト・奥川=埼玉県戸田市(球団提供)

 ヤクルトのドラフト1位ルーキー、奥川恭伸投手(19)が2日、プロ入り後初めて、マウンドで投球練習した。埼玉県戸田市にある2軍本拠地の戸田球場での投球後、テレビ会議システムで取材に応じ、「ブルペンとは全く違う感覚だった。早く試合勘を取り戻したい」と話した。

 奥川は1月の検査で右肘に軽い炎症が見つかり、しばらく投球を見合わせた。その後も慎重に調整してきた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が遅れる中、「今は自分がやるべきこと、やらないといけないことに取り組めるいい時間」と前向きだった。

 2軍本拠地の戸田球場で奥川がプロ入り後初めてマウンドに上がった。打者を立たせ、捕手がサインを出して投球練習。力強い直球を中心に変化球も交え、走者を置いた際のクイックモーションも確認した。「まだまだという感じ。(マウンドで)しっかり自分のボールを投げられるようにしないといけない」と厳しく振り返った。実戦に近い投球は熱を帯びた。

 ブルペンを合わせて95球を投げた。高津監督は「初マウンドで最初は戸惑ったところもあったが、対応能力の高さが見られた」と評価。「早く打者に投げたいオーラが出ていた」と闘争心を感じ取った。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で続く自主練習期間を、課題と向き合う時間にしている。守備力向上を意識し、シーズンを戦える体力づくりに余念がない。「1年間やっていける自信はない。いまトレーニングして、上積みを作れるように毎日コツコツやっている」という。

 練習以外の空いた時間には、昨夏の甲子園大会で準優勝した星稜高(石川)時代の投球フォームを動画で見て、原点に立ち返っている。「高校生の自分を評価して(ドラフトで)取ってもらった。新しいことをしつつ、足元の自分も忘れないようにしないと」。自らを冷静に分析している。

 右肘の炎症で出遅れた影響はほとんどない。「ケガに気を付けて焦らず取り組んでいきたい」。4月16日に19歳になったばかりの右腕は、着実に歩みを進めていく。(小川寛太)

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