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遠い開幕 記録達成にも黄信号 2000安打の最年少記録にも影響

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巨人の坂本勇人=甲子園球場(撮影・今野顕)【撮影日:2019年05月29日】
巨人の坂本勇人=甲子園球場(撮影・今野顕)【撮影日:2019年05月29日】

 新型コロナウイルスの感染拡大でプロ野球の開幕が大幅に遅れたことは、今季の達成が見込まれた記録にも大きく影響しそうだ。年少記録は期限が迫る一方で、シーズンの試合数が減ることで記録達成自体が難しくなるものもありそうだ。

 今季大記録への期待が高いのは、昨年12月14日に31歳になった巨人の坂本。通算1884安打を記録し、あと116本で節目の2千安打に届く。昨季は93試合目に116安打に到達。今季予定通り3月20日に開幕し、昨季同様のペースなら7月11日に2千安打に達し、1968年に東京(現ロッテ)の榎本喜八が作った31歳7カ月の最年少記録を塗り替える目算だった。

 昨年12月の契約更改では「先を見ず一本一本打つことを考えてきた。(最年少達成に)なれれば素直にうれしいけど、こだわりはない」と言及していた。現状では開幕が2カ月以上遅れることになり、52年ぶりの記録更新は難しくなった。

 日米通算2500安打が目前なのが、阪神の福留とヤクルトの青木。福留はあと105本、青木はあと135本としている。シーズンの試合数が減ることで、今季中の達成へハードルが高くなる。

 試合数の削減は、連続シーズン記録をより厳しくする。特に、西武の山川に懸かる3年連続120打点以上の記録は黄信号がともる。昨季は全143試合に出場して120打点を挙げており、三冠王にも輝いたソフトバンクの松中信彦以来となる史上2人目の偉業達成には、シーズンの試合数も重要になる。和製大砲は今季、3年連続40本塁打以上の記録もかかる。

 今後のことを見据えれば、ベテランは年齢との戦いにもなる。今年9月に37歳となる西武の栗山はあと175安打で通算2千安打に到達するが、近年は1シーズンの安打数が100本前後。昨季45試合に投げたヤクルトの五十嵐は、日米通算千試合登板まであと95試合。ともに、少しでも多くの試合をこなしたいところだ。(小川寛太)

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