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【プロ野球通信】目指すは開幕 DeNA平良と上茶谷、ローテ入りへ名乗り

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DeNAの平良拳太郎(右)。先発ローテーション入りをねらう(斎藤浩一撮影)
DeNAの平良拳太郎(右)。先発ローテーション入りをねらう(斎藤浩一撮影)
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 新型コロナウイルスの感染拡大により、開幕が大幅に延期されているプロ野球。日程が定まらず各球団が難しい対応を迫られる中、DeNAは昨季開幕2軍スタートだった平良拳太郎と、出遅れていた上茶谷(かみちゃたに)大河(たいが)の両投手が開幕ローテーション入りに名乗りを挙げてきた。エース今永昇太を中心に「左腕王国」ともいわれるチームで、若手右腕2人の奮起が22年ぶりのセ・リーグ制覇には不可欠だ。

 本来は開幕4戦目となるはずだった3月24日に行われた練習試合の阪神戦。昨季5月末からローテーションに入り、5勝を挙げた24歳の平良が先発し、ラミレス監督に好印象を与えた。一回に3ランを浴びながら立て直し、3回4安打3失点。「二回以降は納得する投球ができた。特に直球の強度を上げたい」と振り返った右腕に、指揮官は「悪くなかった。ローテに入らない理由はない」と太鼓判を押した。

 翌25日の同戦では、上茶谷が2番手で登板し、3回をわずか25球で無失点。春季キャンプでは調子が上がらず打ち込まれる場面も目立ったが、3月に入って徐々に復調してきた。プロ1年目の昨季に7勝した23歳を、監督は「ローテ入りのチャンスはかなりある」と高く評価した。

 今季のDeNAは、エースの今永が開幕投手を務めることが決定。他にも、1年目だった17年に先発で10勝した浜口遥大(はるひろ)やオープン戦で今永を上回る防御率2・57の好成績を残した石田健大(けんた)の両サウスポーや新外国人のピープルズ、ドラフト2位左腕の坂本裕哉(立命館大)、昨季8試合の先発で未勝利だった21歳の京山将弥(まさや)らが虎視眈々と開幕ローテを狙っている。

 昨季は、中継ぎのエスコバーがリーグ最多の74試合、三嶋一輝がリーグ2位の71試合に登板するなど救援陣の負担が大きかった。今季は先発陣の奮起が求められ、ラミレス監督は「ローテーション候補は9人くらいいる」と競争をあおっている。

 2018年に新人王を獲得した東(あずま)克樹は左ひじを手術して離脱したものの、ハイレベルな戦いが続けば、指揮官にとってはうれしい悩みとなるはずだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、プロ野球界は4月24日に延期した開幕日をさらに延期することになり、その開幕日を決めることもできない状態にある。全体練習が中止になるなど、厳しい環境下での調整を余儀なくされているが、この逆境をはねのける若手の奮闘に期待がかかる。(運動部 小川寛太)

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