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活動休止相次ぐプロ野球、24日開幕厳しく

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【プロ野球練習試合広島対中日】無観客で行われた練習試合。左手前に座っているのはスコアラー陣=マツダスタジアム(撮影・榎本雅弘)
【プロ野球練習試合広島対中日】無観客で行われた練習試合。左手前に座っているのはスコアラー陣=マツダスタジアム(撮影・榎本雅弘)

 新型コロナウイルスの感染拡大は、開幕に向けて調整中のプロ野球各球団を直撃している。チームスポーツとして重要な全体練習の機会や実戦の場も減り、球団ごとに対応の差も出ている。当初は3月20日の開幕を予定していたセ・パ両リーグは現在、今月24日開幕を目標にする。だが、パ・リーグ各球団の社長は3月31日のオンライン会議で、24日の開幕は困難との見解で一致。3日の12球団代表者会議で再度協議されるが、開幕の再延期は必至の情勢だ。(小川寛太)

 選手に感染者が出た阪神は、1日までだったチームの活動休止期間を当面の間延期した。楽天やロッテなども活動を休止。ヤクルトは3月31日からの全体練習を休止し、3日まで自主練習にした。西武は1日、3~5日は練習をせず、1、2軍ともに自宅待機にすると発表した。

 重要な実戦感覚を養う場も失われている。オープン戦終了後、巨人の宮本投手チーフコーチは調整として、「ファームの試合を有効に使っていこうかなと思っている」ともくろんでいたが、6日まで2軍の練習試合は中止に。巨人は3軍の対外試合も取りやめ、3日に紅白戦を行う方針にした。

 選手の感染リスクを減らすため、報道陣に取材自粛を求める球団が相次ぐ中、DeNAはテレビ会議システムによる取材方式を導入。チームは3月31日からの全体練習再開を断念し、自主練習にしており、画面越しに応対した伊藤光捕手は「今の状況だと、みんなでの練習再開は難しいかなと考えていた。一人一人の行動で感染も拡大しなくて済むので僕たちも気を付けていくしかない」と話した。

 開幕を目指す24日までに十分に調整できるかは不透明。チームごとに対応に差もあって、関係者からは「公平性を保てない」などと開幕の再延期を求める声が出ている。伊藤光は「開幕がはっきり決まっていない中で、気持ちを上げていくのは難しい。自分を見つめなおす時間もたくさんできるので、有効に使いたい」と心情を吐露した。

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