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嗅覚異常を自己申告した藤浪に理解の声も「感染リスク抑えられた」

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新型コロナウイルスの感染が判明した阪神の藤浪
新型コロナウイルスの感染が判明した阪神の藤浪

 新型コロナウイルスの感染が判明した阪神の藤浪晋太郎投手。感染が判明したきっかけは「ワインやコーヒーのにおいがしない」とチーム関係者に相談したことだった。発熱やせきの症状がない中での自己申告に、米大リーグ・カブスのダルビッシュ投手は自身のツイッターに「嗅覚がおかしいってだけで名乗り出た藤浪選手はすごいと思う」とつづった。

 ダルビッシュはオフに藤浪と自主トレーニングをともにしたこともある間柄。今回の騒動に素早く反応し、「(藤浪選手が)情報収集している証拠やし、自分の身体に敏感な証拠。関係者の感染リスクもかなり抑えられたはず」と記した。

 阪神の伊藤隼太外野手と長坂拳弥捕手も感染が確認されたが、藤浪が申告したことで、球団が藤浪の行動を2週間さかのぼって調査した結果、14日に食事をともにしていることが分かり、検査を受けることになったものだった。

 当初は藤浪自身は鼻炎やアレルギーを疑っていたというが、耳鼻咽喉科を受診後に新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査を受けるよう促され、インターネットで調べた結果、海外でそのような初期症状が出ていることを知ったという。

 藤浪がPCR検査を受ける段階で、球団は実名を出して公表した。27日に会見した揚塩健治球団社長によると、藤浪は「今まで情報としてなかった味覚、嗅覚の異常で(新型コロナウイルスの感染が)起こることがあるというのを多くのファンの方に分かっていただく機会になる」と話していたという。大きな騒動になったが、新たなウイルスへの知識を広める側面はあったといえる。(丸山和郎)

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