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【プロ野球通信】開幕延期を味方に 「開幕4番」へ出遅れはね返すヤクルトの村上宗隆 

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「開幕4番」を目指すヤクルトの村上=神宮(宮沢宗士郎撮影)
「開幕4番」を目指すヤクルトの村上=神宮(宮沢宗士郎撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、20日に予定されていた開幕が大幅に遅れるプロ野球。多くの選手が調整に苦慮する中、ヤクルトの村上宗隆内野手は開幕延期が味方しそうだ。下半身のコンディション不良で2軍調整していたが、10日から1軍に復帰。開幕が延びたことで調整に使える時間が増えた。昨季最下位からの浮上を狙うチームの命運を握る長距離砲は、「開幕4番」を目指して準備を進めていく。

 1軍復帰の舞台は神宮球場だった。10日に合流し、同日の広島とのオープン戦で「4番・指名打者」で先発。二回に回ってきた第1打席では、高めの直球を強振したものの、捕邪飛に倒れた。その後雨脚が強まって二回終了後にノーゲームとなり、「まだまだこれからですね」と話していたが、翌11日の同戦でも「4番・指名打者」を務め、一回に投手強襲の安打。快音が戻った。

 昨季、高卒2年目以内で歴代最多に並ぶ36本塁打を記録。今季はさらなる活躍が期待されていたが、2月の春季キャンプ中に下半身のコンディション不良で1軍を離脱する不運があった。高津監督は「スイングを見てもしっかり振れている。無理だけはしないようにと思う」と開幕前での復帰に胸をなでおろした。

 今季は20日に神宮球場で予定されていた阪神戦で開幕するはずだったが、新型コロナウイルスの感染拡大によって、延期を余儀なくされた。

 仕上げに狂いが生じる選手もいる中で、出遅れていた村上にとっては開幕まで時間ができたことは好材料ともいえる。「期間も開幕まであるし、調整できると思う。しっかりした準備をして、開幕を迎えられたら」。言葉にも自然と力が入った。

 昨季33本塁打を放ったバレンティンが退団。指揮官は「4番を打たせたい気持ちはある」と、村上に主砲としての役割を期待し、本人も「チームの中心を打てるように頑張る」と意気に感じている。高卒3年目の20歳に主力としての風格が漂ってきた。(運動部 小川寛太)

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