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プロ野球開幕延期 西武ファンの“聖地”閑古鳥「待ち遠しい」

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メットライフドーム=埼玉県所沢市
メットライフドーム=埼玉県所沢市

 新型コロナウイルス感染拡大を受けて、20日に開幕を迎える予定だったプロ野球公式戦は4月に延期されたが、開幕日は依然、決まっていない。収束の見通しが立たない中、各球団やファンが集まる本拠地周辺の飲食店にとって当てが外れた格好だ。新型コロナの影響が長引けば経済損失はさらに膨らみそうだ。

 4年ぶりに本拠地開幕を迎える西武。本拠地、メットライフドームがある西武球場前駅は例年、開幕日となればユニホーム姿の少年ファンや家族連れなどでにぎわうが、球春到来がお預けとなり、桜の開花時期を迎えても人影はまばら。当初、開幕日だった20日は急遽(きゅうきょ)、練習試合(無観客)に変更となった。

 西武ファンが集まるJR武蔵野線の新秋津駅に近い居酒屋「なべちゃん」(東京都東村山市)。ライオンズファンの聖地のような立ち飲み酒場だ。例年、ナイターがある夜は店内のテレビを見ながら野球談議で盛り上がり、試合後は球場からファンらが押し寄せる。

 店主の渡辺正司さん(66)は以前、球場に勤務していたという“筋金入り”の西武ファン。店内には往年のライオンズ選手のユニホームなどが飾られている。渡辺さんは「開幕の延期と自粛に伴う沈滞ムードが店の売り上げに結構、響いている。いつもより人通りも少ない。開幕が待ち遠しい」と話す。

 一方、球団の自粛措置は春季キャンプから始まり、多くのファンサービスが中止に追い込まれた。本拠地での開幕3連戦では、来場者全員に記念グッズの配布を予定していたが、先延ばしになっている。

 また、西武鉄道では今月から所沢駅などの構内で「ライオンズ70周年記念」装飾を施しているほか、東尾修氏はじめ歴代の名選手を列車ごとにデザインした「ラッピング電車」を運行。あの手この手で開幕ムードを盛り上げているが、こちらも“肩透かし”を食った形だ。

 14年ぶりに古巣に復帰した松坂大輔投手(39)の“松坂効果”に期待する球団にとって、一日も早く「球春」につなげたいところだろう。

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