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「大坂夏の陣」へ仕切り直し 大阪桐蔭と履正社、選抜中止で夏に備え

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2018年夏の甲子園を制した大阪桐蔭(左)と、昨年夏の王者の履正社。1校だけの今夏の大阪代表を争う
2018年夏の甲子園を制した大阪桐蔭(左)と、昨年夏の王者の履正社。1校だけの今夏の大阪代表を争う

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、選抜高校野球大会は11日に中止が決まった。本来であれば19日に開幕し、熱戦の火ぶたが切られる予定だったが、高校球児はすでに夏に向けた戦いをスタートさせている。今回の選抜の出場校だった大阪桐蔭と履正社は近年、大阪大会で代表の座をほぼ独占し、「大阪2強」と呼ばれる。ただ、夏の甲子園切符は、もちろん1枚。ライバルの直接対決があるかも気になるところだ。(上阪正人)

 大阪桐蔭は2018年、根尾昂(中日)や藤原恭大(ロッテ)らを擁し、春夏連覇を達成したのは記憶に新しい。まずは2年ぶりの夏の甲子園出場が目標となる。

 中学時代にボーイズリーグなどの硬式野球でトップクラスだった精鋭が全国から集まるエリート軍団。今チームも戦力は充実している。投手では藤江星河(3年)と関戸康介(2年)が長崎出身、遊撃手の伊東光亮(3年)は広島、外野手の上野海斗(3年)が熊本で仲三河優太(3年)は栃木と、関西以外の出身者が多数を占める。

 その中でも、和歌山出身の西野力矢(3年)は1年秋から打線の中軸を担い続け、昨秋の公式戦では打率4割7分6厘、3本塁打、18打点と並外れた打力を示した。2年前の夏の甲子園ではボールボーイを務めた経験もある。今度こそ主役となるべく、大会中止となった悔しさをぶつける。

 昨夏優勝の履正社は史上5校目の夏春連覇の偉業は夢と消えた。ただ、岡田龍生監督は選抜大会の中止が決まった際、「生徒たちは甲子園でプレーできることを信じて準備してきたが、夏に向けて一日一日を大事に練習していこうと選手たちに呼びかけたい」とコメント。ナインの気持ちを夏へと向かわせている。

 履正社では三塁を守る小深田大地(3年)、捕手の関本勇輔(3年)、投手の岩崎峻典(3年)がプロ注目の好選手だ。

 昨夏の優勝を経験した選手が7人残っていて、主将の関本もその一人。プロ野球の阪神で内野手として活躍した賢太郎さんを父に持ち、遠投120メートルとプロ並みの強肩が長所だ。岩崎は最速145キロの本格派右腕で、昨夏の甲子園では4試合に登板。将来は「プロで一流になる」と志も高い。

 大阪は全国最大の激戦区で、今夏からシード制の導入も検討されている。2000年以降の夏の大阪大会での対戦成績は大阪桐蔭が11戦全勝と圧倒しているが、幻となった甲子園切符を取り戻すため、両校とも意地をかけて夏に備えていく。

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