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「松坂世代」の阪神藤川、キャンプでも圧倒的な存在感

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稲葉篤紀・野球日本代表監督と話す阪神・藤川球児=かりゆしホテルズボールパーク宜野座(山田喜貴撮影)
稲葉篤紀・野球日本代表監督と話す阪神・藤川球児=かりゆしホテルズボールパーク宜野座(山田喜貴撮影)

 阪神キャンプの第1クール最終日。プロ22年目、今夏に40歳を迎える藤川がひときわ大きな存在感を放っていた。

 今キャンプから導入された「1日キャプテン」を務め、ウオーミングアップから雰囲気づくり。「チームが一つになるのならいいかな」と球を使った遊びで笑わせていたのを手始めに、練習中にも精力的に若手らの士気を鼓舞した。

 藤浪とはキャッチボールをしながら、腕の使い方や意識の持ち方などを助言。ブルペンでの投球も最後まで見守り、藤浪は「いいイメージが出せるようなものがあり参考になった」と感謝した。

 東京五輪の影響で今季は開幕が早まることもあり、藤川自身もキャンプ3日目にはブルペンで約70球の力強い直球を投げ込んだ。「見事。これがプロ」と矢野監督をうならせ、藤川は「3段階くらい上がった感じ」と手応えを口にした。

 昨季は7月下旬に守護神に返り咲くと16セーブをマークした。今季のチームは救援陣の再構築がテーマになる中、ブルペンの柱としての期待がかかる。日米通算250セーブにも残り7と迫っていて、「松坂世代」の選手では初となる名球会入りもかかっている。

 「すべては優勝するための努力」と背番号22。さらなる進化すら感じさせる39歳が、チームに大きな刺激を与え続けている。(嶋田知加子)

 ■松坂世代は残り5人

 藤川は松坂大輔(西武)と同学年で、球界では「松坂世代」と呼ばれ、互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながら活躍してきた。松坂世代は1980年度生まれで、多くの選手が今シーズンで40歳の節目を迎える。昨季限りで永川勝浩投手(広島)や館山昌平投手(ヤクルト)らが引退し、今季も日本野球機構(NPB)でプレーする選手は残り5人になった。

 藤川は昨季途中から抑えを任されるなど、チームにとって今も欠かせない存在だ。一方で、世代の象徴的な存在である松坂は昨季限りで中日を退団し、古巣の西武に戻った。不惑を迎えるシーズンは、それぞれの選手にとって重要な一年にもなりそうだ。

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