PR

【大阪国際女子マラソン】「松田さんの走り、常識を覆してくれた」 増田明美さんに聞く

PR

増田明美さん(寺口純平撮影)
増田明美さん(寺口純平撮影)

 26日行われた「第39回大阪国際女子マラソン」は松田瑞生(24)=ダイハツ=が日本歴代6位となる2時間21分47秒で優勝を果たし、東京五輪代表の最後の1枠に大きく前進した。テレビ中継で解説を務めたスポーツジャーナリストの増田明美さんにレースを振り返ってもらった。

 松田さんの走りにしびれましたね。私はテレビ中継車の1号車という一番近いところから見ていて、訴えかけてくれるものがありました。「大阪の主役は、私よ」とアピールするような走りでした。彼女は大阪出身なので、長居公園に帰ってきたときには声援もすごくて、大阪が揺れているように感じました。

 大会前に母親の明美さんに話を聞いたら「今回の瑞生はいいよ。腹筋がライオンの顔をしてる」って話してたんです。それは、つまり腹筋が増えているということ。厳しい練習を積んできた証しでしょう。

 技術的には今までと比べて、肩甲骨の使い方がうまくなったなと感じました。腹筋がしっかりしているので、しっかり腕を振って走ることで足の疲れを上半身で補えるんです。2年前に大阪国際で優勝したときは、まだ少しおとなしい走りだったけど、今回はまさに「百獣の王」という走りでした。

 これまでマラソンでは30キロまでは集団の中でなるべく目立たずに力をためる方がいいといわれていたけど、そんな常識を覆してくれましたね。30キロすぎにスパートしてから外国人選手を引き連れて走っている姿を見ていると、もし東京五輪代表に選ばれたら十分にメダルも期待できるなと思いました。

 あと、気になるのは福士加代子さん。名古屋ウィメンズも残っていることを考えて途中棄権を判断したことに、五輪への強いこだわりを感じました。走りながら次を考えて頭の中を切り替えるのは、なかなかできることではありません。相当、東京五輪への思いが強いんだなと思いました。(スポーツジャーナリスト)

この記事を共有する

関連トピックス

おすすめ情報