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群馬は選抜ダブル出場 健大高崎「本気で日本一」 桐生第一「まずは1勝を」

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青柳博文監督を胴上げする健大高崎の野球部員=高崎市中大類町(椎名高志撮影)
青柳博文監督を胴上げする健大高崎の野球部員=高崎市中大類町(椎名高志撮影)
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 第92回選抜高校野球大会の群馬県出場校に24日、高崎健康福祉大高崎(健大高崎、高崎市中大類町)と桐生第一高校(桐生市小曾根町)が選出された。健大高崎は昨年の秋季関東大会で優勝し、桐生第一も4強入りしていた。健大高崎は3年ぶり4回目、桐生第一は4年ぶり6回目の出場となる。県内から2校が選出されるのは健大高崎と前橋育英が出場した平成29年以来3年ぶり。以来2大会、県勢の出場はなかっただけにダブル選出に県内関係者は沸いた。

 ■健大高崎

 吉報が伝えられたのは午後3時11分だった。報道陣が見守る中、受話器を取った加藤陽彦校長は「ありがたく、お受けさせていただきます」と深々と頭を下げた。

 喜びはグラウンドで待つ野球部員に広がり、青柳博文監督は「本気で日本一を取れるよう、頑張っていこう」とゲキを飛ばした。

 群馬3位代表で臨んだ昨秋の関東大会では、上位校を押しのけようと「下克上」を合言葉に初優勝。明治神宮大会でも準優勝に輝いた。青柳監督は「県3位という後のない状況になったことで、逆にチームが、それまで以上にまとまった」と振り返る。

 夢舞台に向け快進撃を支えた左のエース、下慎之介選手(2年)は「三振にこだわっていく」、右の本格化、橋本拳汰選手(同)は「持ち味の思い切り投げおろすストレートに磨きをかける」とキッパリ。女房役の戸丸秦吾主将(同)も「精神面でどれだけ戦えるかが勝負」と本番を見据えた。

 今年から「スペクタクルベースボール」を掲げている。セオリーにとらわれず、大技小技をからませたプレーがその意だ。これまでの機動力野球に加え、青柳監督は「球場全体がワクワクする野球をしたい」。甲子園を見据えた。(椎名高志)

■桐生第一

 午後3時10分、桐生第一の校長室の電話が鳴り響いた。

 「ありがとうございます。ありがたく、お受けいたします」。報道陣ら約30人が見守る中、待ちわびた吉報に、味戸克之校長は安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 玄関前で整列して待ち構えていた野球部員に、味戸校長が「出場決定」を知らせると、緊張気味だった選手の顔から一斉に笑みがこぼれ、歓声があがった。

 「多くの方の協力のおかげです。『感謝』と『挑戦者』の言葉を胸に、まずは1勝。そして、さらなる高みを目指したい」と今泉壮介監督(40)。部員全員で監督、広瀬智也主将(2年)を胴上げして喜びを分かち合った。

帽子を放り投げて喜びを爆発させる桐生第一の野球部員=桐生市小曽根町(橋爪一彦撮影)
帽子を放り投げて喜びを爆発させる桐生第一の野球部員=桐生市小曽根町(橋爪一彦撮影)
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 広瀬主将は「夢の甲子園で監督に1勝をプレゼントして優勝を目指したい。ミスがないよう丁寧にプレーしたい」と声を弾ませた。

 昨秋の県予選は前橋育英を倒して優勝したが、関東大会は準決勝で山梨学院に1点差で敗れた。四強には入ったもののスタミナ不足を実感した左腕エースの宮下宝選手(同)は冬、筋トレと走り込みで追い込んだ。「筋力と体重も増えて、球速は上がったと思う」。夢舞台に照準を合わせていた。(橋爪一彦)

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