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巨人よりも…人脈や環境重視 プロ野球FA市場に変化

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ソフトバンクの福田秀平(村本聡撮影)
ソフトバンクの福田秀平(村本聡撮影)

 プロ野球では今オフ、フリーエージェント(FA)権を行使した国内移籍が3件行われた。現行の制度となった2008年以降では、12年に続き最少だった。ロッテが初めて2選手を獲得した一方、巨人は12年以来の獲得なしに終わった。FA市場に変化が出てきている。(プロ野球取材班)

 このオフにFAで国内移籍を実現したのは楽天の美馬学投手、ロッテの鈴木大地内野手、ソフトバンクの福田秀平外野手の3選手。残留も含めて4球団と交渉した美馬と福田はロッテに、鈴木は楽天に移籍を決めた。

コーチの存在、医学部と提携…

 これまで、金銭面が注目されがちだったFAに変化が生まれた。ソフトバンクを含め6球団の争奪戦となった福田は、ロッテへの移籍理由について「鳥越さんから『一緒に挑戦しよう』と伝えられ、チャレンジしたい気持ちが芽生えた」と、ソフトバンク入団当時に2軍コーチだったロッテの鳥越ヘッドコーチの存在を挙げた。旧知の人脈が決断を後押しした。

 選手生命を左右する環境も重要な判断材料となった。ロッテは来季から順大医学部と提携し医療支援を強化する。過去、何度も右肘にメスを入れてきた美馬は「ケガも多かった。考えてくれて心強い」と話した。負傷離脱が多かった福田にも好材料となった。また、全員が同一リーグへの移籍を選択。対戦相手の情報を新たに得る必要が少ないなどの利点がある。

原監督出馬も…7年ぶり獲得なし

 これまで「勝ち組」だった巨人は7年ぶりにFA補強なしとなった。美馬と鈴木の獲得に動き、美馬には原監督も直接出馬して交渉したものの、ともに失敗した。若手の底上げやトレード、新外国人などで補う方針だ。大塚球団副代表兼編成担当は「将来的には外国人も育てていけたら」と語り、今後は、より育成に注力していく考えを示している。

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