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ウェールズの城と姫路城が姉妹城締結、ラグビーW杯での日本との交流が後押し

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コンウィ城(c)Crown copyright(2019)Cymru Wales
コンウィ城(c)Crown copyright(2019)Cymru Wales
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 ラグビー・ワールドカップ(W杯)で4位の成績を挙げたウェールズ。日本各地で選手らとの交流が話題になる中で、ウェールズのコンウィ城と日本の姫路城の“姉妹城”提携が正式に調印された。ともに世界遺産として知られる名城だが、W杯の成功を受け、これを機にさらに日本とウェールズの関係発展につながると期待されている。

 コンウィ城はウェールズ北部の街、コンウィにあり、イングランド国王のエドワード1世によって1283年に築城が始まった。8つの大円塔で知られ、内壁が外壁よりも高く、防衛のための建築物としては完璧な城といわれる。昨年の観光客約22万人の多くが日本人で、北ウェールズは日本でも注目されつつある。

 一方、姫路城は1346年に南北朝時代の武将、赤松貞範が本格的な城を築いたことに始まるといわれ、大天守は1609年に建築された。現在では年間150万人以上が訪れる人気の城だ。日本国内を主な舞台とした映画「007は二度死ぬ」(1967年)で忍者部隊養成所のロケ地となったことでも知られる。

 姉妹城提携は姫路城ではフランスのシャンティ城との間で例があるが、コンウィ城は初めて。提携の動きは、ウェールズ政府日本代表などが日本の伝統ある姫路城に着目し、文化、芸術、教育、観光の各分野で日本との関係強化を提案したことから始まった。

 W杯に合わせて来日したウェールズ政府のブランド最高責任者、クレア・チャペルさんは「日本とウェールズの間には共通するものがいくつかある。その一つが城。姉妹都市ではなく姉妹城として提携を深めていきたい」と話していた。

 今後は、2つの城の歴史や周辺地域への理解を深める教育プロジェクトが計画されているほか、文化やスポーツで技術や専門知識の交換を通じて交流を進めていくことを目指している。

 姉妹城提携の調印式は10月29日、姫路城の西の丸広場で、コンウィ市のゴロヌイ・エドワード市長と姫路市の清元秀泰市長の間で行われた。式典では、国歌のほか、W杯で日本でもおなじみになったウェールズのラグビー応援歌「カロラン・ラン」も披露された。

 今回の調印に、ウェールズ政府のダフィッド・エリス・トーマス文化・ツーリズム・スポーツ副大臣は「W杯でのウェールズの歓迎ムードを受けて、ビジネスや観光、文化交流の振興促進を期待している」。姫路市の和田達也・観光交流局長は「文化の違いや距離の隔たりを超え、互いに身近に感じながら交流を深めていけることに大いに期待している」と述べた。

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