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MGC出場者あと何人 10日にびわ湖毎日と名古屋ウィメンズ、異例の同日開催

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リオデジャネイロ五輪、男子マラソンで16位でゴールした佐々木悟(右)=サンボドロモ発着周回コース(大橋純人撮影)
リオデジャネイロ五輪、男子マラソンで16位でゴールした佐々木悟(右)=サンボドロモ発着周回コース(大橋純人撮影)

 マラソンの2020年東京五輪代表選考会として9月15日に東京で行われる「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」。その出場権を懸けたMGCシリーズ最終戦となる男子のびわ湖毎日、女子の名古屋ウィメンズが10日に開催される。東京マラソンの日程が変更された影響で、今年は男女の主要レースが異例の同日開催となる。現時点でのMGC出場権獲得者は男子28人、女子9人。新たに切符をつかむ選手がどれだけ出てくるか注目だ。(丸山和郎)

 MGCシリーズは17年8月の北海道マラソンから始まった。男子は今月3日の東京でも新たに4人が出場資格を得るなど、レースのたびに順調に人数を増やしてきた。所属別ではトヨタ自動車とMHPSが各3人で最多。昨年12月の福岡国際で優勝した服部勇馬(トヨタ自動車)は「チーム内にもライバルがいるので、いい刺激になっている」と話す。学生時代から箱根駅伝などで活躍してきた選手が着実にMGCへと駒を進めている。

 五輪代表枠は男女各3人。このうち男女2人をMGCで内定する。男子はすでに狭き門になっているが、びわ湖毎日では、16年リオデジャネイロ五輪代表の佐々木悟(旭化成)や14年アジア大会代表の松村康平(MHPS)ら実力者が“ラストチャンス”に懸ける。

 一方の女子はまだMGC出場者が10人に達しておらず、選手層の薄さが浮き彫りになってしまっている。日本陸連の瀬古利彦・マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「女子は目標の15人を下回るかもしれないが、一人でも多くないと(MGCのレースの)レベルが上がらない」と危機感を募らせる。名古屋ウィメンズを走る福士加代子(ワコール)、前田彩(さい)里(り)(ダイハツ)、上原美幸(第一生命グループ)らへの期待は大きい。

 MGC出場権を獲得する手段としては、MGCシリーズで順位やタイムの条件を満たすほか、17年8月以降の上位2レースの記録平均による「ワイルドカード」で切符をつかむ道もある。ワイルドカードの期限が4月末のため、4月28日のロンドン・マラソン出場を視野に入れている選手もいるが、体への負担を減らすためには、3月10日のレースで切符をつかむのが最善策。MGCに向けたサバイバルは最終章を迎えている。

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