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【平昌五輪 兄弟・姉妹挑む】団体追い抜き、視線は「金」…高木菜那・美帆 スピードスケート女子

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兄弟・姉妹が挑む 平昌五輪

団体追い抜き、視線は「金」…高木菜那・美帆 スピードスケート女子

平昌五輪 兄弟・姉妹挑む更新
スピードスケートで平昌五輪に姉妹そろって出場する高木菜那(左)と美帆=2017年12月2日、カルガリー(共同) 1/2枚

 平昌五輪の開幕が9日であと1カ月と迫る中、日本代表や候補選手となっている兄弟、姉妹選手の奮闘が注目される。ノルディックスキー・ジャンプの小林潤志郎(雪印メグミルク)と陵侑(りょうゆう)(土屋ホーム)、スピードスケートの高木菜那(日本電産サンキョー)と美帆(日体大助手)が国内外でめざましい活躍を演じている。幼少時から刺激し合ってきた“同志”が、五輪での表彰台をそろって見据える。

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 団体追い抜き 視線は「金」

 スピードスケートの高木姉妹は、今季のワールドカップ(W杯)で世界新記録を連発する女子団体追い抜きの主要メンバーとして金メダルを狙う。

 ともに過去1度ずつ五輪を経験している。2010年バンクーバー五輪に史上最年少で出場した妹の美帆と前回ソチ五輪に出場した2歳上の姉の菜那。姉妹そろっての五輪出場は平昌が初めてになるが、常に互いを刺激し高め合ってきた。

 天才少女といわれた美帆は勝負に淡泊な性格から伸び悩んだ時期もあった。最大の挫折は国内選考会で代表を逃したソチ五輪。「姉は(五輪シーズン前の)春から『五輪に行きたい』と言っていたけど、私は『そんなにガツガツしなくても』と思っていた。その気持ちの差が表れた」と気付かされたことが、その後の成長の原動力になった。

 一方、菜那も妹の五輪出場を現地で応援したことで人生が変わった。「こういうところで戦いたい」と奮起。高卒で日本電産サンキョーに入社し、メダリストの加藤条治や長島圭一郎の競技姿勢に触れ、五輪に手が届く選手に飛躍した。

 子供のころからスケートだけでなくサッカーやダンスなども一緒だった。団体追い抜きはチームの一体感が試される種目だけに、最も身近なライバルであり、仲間として互いを知り尽くす2人の存在が日本の最大の武器になる。(大宮健司)

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