PR

平和への願い込めて アーティストと児童が壁画制作 コロナで行事中止も「一生の思い出に」 福岡空港

PR

壁画について席田小児童に説明するミヤザキケンスケ氏=福岡空港
壁画について席田小児童に説明するミヤザキケンスケ氏=福岡空港

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で学校行事が相次いで中止になった児童に思い出を残してもらおうと、佐賀市出身のアーティスト、ミヤザキケンスケ氏と福岡市立席田小6年生が共同制作した壁画が24日、福岡空港内でお披露目された。大きな飛行機や花などが色鮮やかに描かれ、コロナ禍で社会全体を沈滞ムードが覆う中、平和への願いを込めた。

 壁画制作は、卒業を控えた空港近隣の席田小児童に「一生忘れられない思い出を」と、空港運営会社の福岡国際空港が企画した。ミヤザキ氏は、ケニアやウクライナなど世界中で壁画を共同制作する活動に取り組んでいる。

 ミヤザキ氏と児童は1月中旬から3回のワークショップを重ね、壁画の構想を決めた。テーマは「平和」で、平和を乗せた飛行機が福岡空港を飛び立ち、世界中に届けることをイメージした。

 今月からミヤザキ氏が制作を始め、児童たちは2日間かけて、壁画中央に描かれた大きな飛行機の部分に、乗客や鳥、イルカなど自由に絵を描いた。

 壁画は、同空港国内線旅客ターミナルビルの南側にある仮設の防音壁に描かれ、幅約15メートル、高さ3メートル。山笠やラーメン、明太子など福岡名物も登場する。今後、さらにミヤザキ氏が絵を描き加え、4月末には幅50メートルの壁画を完成させる予定だ。

 完成した壁画を初めて目にした同小6年の合野泰政君(12)は「これまでで一番の思い出になった。空港を訪れる多くの人に絵の楽しさが伝わってほしい」と喜んでいた。

 ミヤザキ氏は「子供たちだけでなく、地域や空港に携わる人たちにも絵を大切に思ってもらえたら」と話した。

この記事を共有する

おすすめ情報