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【サンライト帳】ひと味違う初詣

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 今年の初詣では各地の神社が人混みを避けるため分散参拝を呼び掛けた。「学問の神様」として知られる太宰府天満宮も例年のような混雑は回避していたが、その境内には「野見宿禰(のみのすくね)」の碑がある ▼説明文によると、日本書紀に登場し、「菅原道真公の祖先にあたり、わが国における相撲の祖神とされる」と書いてある。11代垂仁天皇の時代に日本初の天覧相撲を戦い、これが相撲の始まりとされる。東京の旧国立競技場メーンスタンドにあった2つの壁画は、ギリシャ神話の勝利の女神ニケと野見宿禰だ。57年前、日本を熱狂させた五輪を見守った2つの壁画はいま、新しい競技場のゲート近くに移設され、今夏の五輪を訪れる観客を迎え入れる役目を与えられている ▼わが家は呼び掛けに応じ、年末に太宰府天満宮を参拝した。おかげで行列に並ぶことなく本殿にたどり着くことができた。古代の“アスリート”ゆかりの地での初詣だけに、家内安全とともにコロナ禍で1年延期された東京五輪の成功も祈った。(續展)

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