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熊本知事、球磨川治水対策で住民意見聴取へ

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 熊本県の蒲島郁夫知事は15日から、7月の豪雨で氾濫した球磨川の治水対策に関し、流域市町村の住民や経済団体などの意見を聴くと発表した。計20回程度の会合を設ける予定。豪雨災害後、支流での川辺川ダム建設計画の是非をめぐる議論が再燃しており、蒲島氏の判断が焦点になっている。

 蒲島氏は国土交通省と県、流域12市町村が治水対策を検討する新たな協議体について、今月下旬にも初会合を開くとも明らかにした。記者会見で「今年中の早い時期に県の方向性を示す」と改めて表明。「復興には治水の在り方が重要。住宅再建や移転の参考になるよう、早く方向性を発表したい」と述べた。

 国交省は6日の豪雨被害の検証委員会で、仮に川辺川ダムが建設されていれば球磨川の流量が抑制され、人吉市と隣接する球磨村の一部で浸水範囲が「約6割減少した」との推定を公表。流域12市町村の首長は連名で、川辺川ダム建設計画を柱に検討するよう要望した。

 蒲島氏は平成20年、ダム建設計画に反対を表明し、当時の民主党政権下で中止方針が示された。今年7月の豪雨後、蒲島氏は「川辺川ダムは選択肢の一つだ」と述べた。

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