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地熱発電所新設で九電、福島で調査 今月末から

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 九州電力は、福島県柳津(やないづ)町の猿倉嶽(さるくらだけ)地域で、地熱発電所の新設に向けた調査を10月末から開始すると発表した。調査結果を踏まえ、事業化の可否を判断する。九電が東北地方で地熱調査をするのは初めて。

 九電によると、猿倉嶽は過去の国の調査で、地熱開発に有望な地域とされていた。地表を調べるほか、地中の構造も測定する。地熱利用を進めた場合に、周辺の温泉の温度や流量にどのような変化が起きるかのモニタリングも実施する。

 収集したデータは令和3年2月ごろまでに分析。地熱の状況をさらに詳しく調べるため掘削をするかどうか判断する。

 地熱発電が可能と確認されても、発電規模によっては環境アセスメントなどが必要となるケースもあり、実際に事業化されるまでには10年程度かかる。

 九州には地熱発電に適した地域が多く、九電はグループ会社を含め、大分県と鹿児島県の計8カ所で発電所を運営している。平成28年には北海道壮瞥(そうべつ)町での地熱発電に向け、北海道電力、町の2者と協定を結んで調査を進めたが、発電事業に必要な高温の地熱資源は確認されず断念した。

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