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各県警、110番通訳に民間導入 多言語、「3者通話」対応も 九州・山口

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 日本で暮らす外国人の増加を受け、多様な言語の110番に速やかに対応するため、民間の通訳会社の活用が進んでいる。今年に入り、福岡市にある会社と連携する鹿児島県警は「的確に訳し、対応も慣れている」と高く評価する。

 110番は警察本部にある通信指令室が受け、通報者が日本語を話せない外国人だった場合は、外国語が話せる警察官や警察職員も交えた「3者通話」で対応してきた。

 九州・山口の8県警は福岡市にある通訳会社「ビーボーン」が運営する「九州・山口多言語コールセンター」を活用。同社によると、英語や中国語、タガログ語、ベトナム語など17~18言語に24時間対応できる。

 鹿児島県警では通訳業務ができる警察官や警察職員が計26人いるが、人繰りが厳しく夜間・休日の迅速な対応が難しかった。県内ではベトナム人労働者が増え、外国人の数は10年で倍以上に。日本語を話せない外国人からの通報も平成29年に10件を超え、昨年は33件に増加。今年1月から通報の概要を把握する初動対応にコールセンターを活用することにした。

 通報を受けた警察官が機器のボタンを押しコールセンターとの3者通話にするやり方で、5月末時点で2件活用した。通信指令室長として導入に携わった小坂英明警視は「他県警の実績もあり対応はスムーズ。県警として取り組みを広報していきたい」と話す。

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