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北九州市の累積感染者、再指定の目安「5人」に迫る

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 新型コロナウイルスの感染者が再び増加に転じた北九州市では、直近1週間の累積感染者数が28日時点で人口10万人当たり「4・59人」となり、政府が緊急事態宣言再指定の目安の一つとする「5人以上」に迫った。宣言解除後のクラスター(感染者集団)発生を受け、同市立八幡病院の伊藤重彦院長は「ウイルスを持った無症状の人が動きだしたことが背景にある」との見方を示した。

 感染者急増の原因は特定できていないが、緊急事態宣言の解除を受けた外出自粛の緩みを示すデータがある。NTTドコモが分析した結果によると、JR小倉駅(同市小倉北区)周辺の28日午後3時の人出は、昨年同月の平日平均と比べて32・5%減。宣言解除前の13日は52・4%減で、買い物客などが20%程度増えているとみられる。

 門司メディカルセンター(門司区)と北九州総合病院(小倉北区)でクラスターが発生したとみられるが、感染者の居住地域は市全域に分散し、年齢も10~80代と幅広い。職業も医療スタッフや学生、市職員など多岐にわたり感染経路の特定には時間がかかりそうだ。

 伊藤院長は外来の患者などがウイルスを保持した状態で医療施設に出入りしている可能性が高いとした上で「交通事故などで搬送された患者も含め、入院する全員にPCR検査を徹底することがクラスター防止に不可欠だ」と強調した。

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