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「BRT」Q&A 専用道使い、定時運行強み

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 九州北部豪雨で被災した福岡県と大分県にまたがるJR日田彦山線の不通区間が、バス高速輸送システム(BRT)で復旧することが確実になりました。

Q BRTとは

A バスを使い、専用道や優先レーンを走らせる仕組みです。英語の「Bus Rapid Transit」の略で「BRT」と呼ばれます。

Q 利点は

A 専用道の区間は他の車や歩行者が立ち入らないため渋滞に巻き込まれず、一般道を走る路線バスより定時運行をしやすいのが強みです。線路を敷くなど大掛かりな設備が必要な鉄道と比べ、導入や保守管理などの経費を低減できるのも売りです。バスのため一般道にも乗り入れられ、経路を柔軟に運行できます。

Q 実用化した例は

A 欧米を含めた世界の都市で広く実用化されています。南米ブラジルの都市クリチバで1974年に営業運転を始めたのが世界初の本格的なBRTとされています。

Q 日本での導入例は

A 東日本大震災で被災した宮城県内のJR気仙沼線、宮城県と岩手県にまたがる大船渡線の一部区間などに採用されました。東京都心と臨海部の間でも導入されます。

Q 日田彦山線の不通区間をBRTに転換するメリットは

A 鉄道より費用を抑えられるのが利点です。JR九州は不通区間をBRTで復旧すると年間運行費用が約1億1千万円となり、鉄道の約2億9千万円を大きく下回ると試算しています。JR九州は鉄道で復旧する場合は自治体側に年間約1億6千万円の負担を要求しましたが、BRTならば補助を求めないと表明していました。

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