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みやまSE社長を特別背任で告発 市議「法的疑惑、看過できず」

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 福岡県みやま市が出資する第三セクターの電力小売業「みやまスマートエネルギー」(みやまSE)の業務委託の手続きに不備があった問題で、同市の末吉達二郎市議が18日、みやまSEの磯部達社長について、一連の手続きを主導し会社に損害を与えたとして福岡地検に会社法違反(特別背任)罪で処罰するよう求める告発状を提出した。

 告発状によると、令和元年7月まで磯部氏が社長を務めていたおおすみ半島スマートエネルギー(鹿児島県肝付町、おおすみSE)と、みやまSEの取次店契約に不正があったと指摘。みやまSEは平成29年以降、おおすみSEに対して他の取次契約先と比べて、不当に高額の報酬を支払っていたとした。

 具体的には使用電気料に応じた手数料率は、みやまSEの他の取次契約先の平均2・5%に対して、おおすみSEは約8%と高率だったとして、「優遇を正当化する合理的な理由は見いだせず、超過報酬はみやまSEの損害にあたる」と訴えた。

 みやまSEをめぐっては今年2月、「みやまパワーHD」(みやまPHD)など磯部氏が社長を務める複数の会社との契約が、取締役会の承認を得ておらず、みやまSEに不利益が生じる利益相反取引にあたる可能性を指摘する報告書がまとめられている。

 市とみやまPHDは現在、みやまSEがこうむった損害の清算について協議している。

 これを受け、市は磯部社長が退任し、市職員の横尾健一氏が新社長に就く人事を発表。5月下旬に開催予定の株主総会で正式決定する。

 告発状を提出した末吉氏はこの日、福岡市内で記者会見し「市民の血税が投じられた第三セクターで、法的な疑惑があることから、看過することはできない」などと強調した。

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