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新型コロナ 大型連休警戒、外出自粛を 福岡県医師会「再び感染拡大の可能性」

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大型連休の外出自粛を呼びかけた福岡県医師会の記者会見
大型連休の外出自粛を呼びかけた福岡県医師会の記者会見

 福岡県医師会は30日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、大型連休中の外出自粛を徹底するよう県民に強く求めた。県内では4月上旬から中旬にかけて感染者が急増したが、3月20~22日の3連休に人出が多かったことが主な原因だと指摘。県内の新規感染者数は減少傾向にあり、医療体制は「逼迫(ひっぱく)した状況は過ぎた」とするが、連休中の動向次第で「再び爆発的に感染が広がる可能性がある」(瀬戸裕司専務理事)と警戒を強めている。(小沢慶太)

 県内の累計感染者数は638人(4月29日現在)で、4月に入って急増。1週間ごとの感染者数は3月24~31日が37人だったのに対し、4月1~7日は153人で4倍以上に上った。その後も同8~14日が207人、15~21日が136人と感染者の増加は高い水準で推移した。

 4月以降の感染拡大について、県医師会の稲光毅理事は「3月の3連休が起点になっている」と分析。一部で警戒が緩み、帰省や旅行、花見などで人出があふれたことが反映したと指摘した。新型コロナの潜伏期間は数日から2週間程度とされており、4月に入ってからの感染者増と符合している。

 ただ、感染者数は4月10~16日の212人をピークに徐々に減少。直近の同23~29日は75人で、ピーク時の3分の1程度まで減っている。同7日に出された緊急事態宣言による外出自粛や休業の要請などの効果が一定程度表れているとみられる。

 感染の急速な拡大で、一時は感染症病床の不足など医療体制は逼迫したが、感染者数が減少し、県内3カ所の民間ホテルで軽症・無症状患者の受け入れが始まったことなどで、医療機関の負担が軽減した。同会の瀬戸専務理事は、県内の医療体制について「逼迫の時期は過ぎつつある」とする一方、「今後の対応次第で状況はいくらでも変わる」と気を引き締める。

 政府は5月6日までの予定だった緊急事態宣言の期間を延長する方向だが、瀬戸氏は「大型連休後の2~3週間が重要だ。延長が望ましいと考えている」と同調した。

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