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西部ガス社長、今年度業績予想は「未定」 「四面楚歌の状態」

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 西部ガスは28日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ガス需要や飲食などを手がけるグループ各社の収益状況が見通せないとして、令和3年3月期の通期連結業績予想を「未定」とすると発表した。

 道永幸典社長は「仮定の話ばかりで算定が困難だ。(都市ガス小売りの)全面自由化もあり、まさに四面楚歌(しめんそか)の状況といって過言でない」と危機感をあらわにした。

 西部ガスによると、今年4月以降、気温の低下など従来は需要増加が見込める気象条件だったにも関わらず、ガスの送出量は数%減少しているという。道永氏は「(顧客企業の)工場の操業が止まるなどしている。大口の業務用需要がどうなるか、(4月末以降の)検針結果を注視していく」と語った。

 北極圏産の液化天然ガス(LNG)を扱うロシアの天然ガス大手ノバテクとの合弁会社設立については「基本路線は一致している。最後に顔を合わせれば、という所が残っている」として、引き続き協議を続ける考えを示した。

 同社がこの日発表した2年3月期連結決算は、売上高が前期比0・5%増の2044億円、最終利益は同14・6%減の46億円だった。

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