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新型コロナ 「隣県移動自粛」の動き 福岡の感染者急増受け

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 東京都や大阪府などで新型コロナウイルスの感染拡大が進む中、比較的感染者が少なかった九州でも、福岡県でクラスター(感染者集団)が疑われる事案が相次いで発生し、感染者数が100人の大台に達した。主に首都圏、関西方面に移動自粛を呼び掛けてきた各地の首長から「九州内」の移動も控えるよう求める発言も出始めている。

 福岡県では2月20日に感染者2人が確認されて以降、1日当たりの感染確認が0~6人で推移していたが、3月31日に17人と2桁台に急増。翌4月1日には32人、翌2日には22人と急激な増加を示している。

 一気に増加した原因は、北九州市門司区の「新小文字病院」(4月1日)、福岡市博多区の介護老人保健施設「楽陽園」(2日)で相次いだ集団発生だ。医療スタッフや施設利用者らのPCR検査には数日間を要するとみられ、さらに感染者が増える恐れもある。

 福岡以外の九州各県でも感染確認が相次いでおり、佐賀県の山口祥義知事が3月30日、首都圏と関西に加え福岡、大分、熊本の3県を名指しして「不要不急の外出は控えてほしい」と県民に行き来の自粛を要請。熊本市の大西一史市長も今月2日、「あらゆる外出を控え、(熊本)県外への移動を自粛するように」と訴えかけた。

 九州最大の繁華街・天神や、交通の拠点である博多駅がある福岡市には、週末になれば九州全域から買い物客らが集まる。

 福岡県の担当者は「重大な局面に入っている。往来が行われれば、感染者を増やす要因を与えることになる」と警戒。「福岡に来ないでくださいと言うのはなかなか難しい。まずは県としてやれることをやりたい」と対応の難しさをにじませた。

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