PR

二宮・佐賀共栄銀頭取に聞く 独自色こそ「地銀の生きる道」

PR

 佐賀県地盤の地方銀行、佐賀共栄銀行の二宮洋二頭取(68)は14日までに共同通信のインタビューで「規模が小さなところは(独自の)色を出せる。それが小さな銀行として生きていく道だ」として独立路線を続ける意向を示し、SBIホールディングス(HD)との資本業務提携を否定した。

 日銀のマイナス金利政策や人口減少を背景に銀行の経営環境は厳しさを増しているが、佐賀共栄銀の令和元年4~12月決算(単体)は一般企業の売上高に当たる経常収益が前年同期比6・9%増の45億円、最終利益も13・4%増の5億円と増収増益。融資先の課題解決に一緒に取り組み、貸出金利を一定水準に維持する経営戦略で利息収入は増加傾向という。

 二宮氏は、貸出金の低金利競争を進める大手銀と一線を画し、支店長の任期を最長で5年程度に延ばし、融資先への訪問を強化して相談に乗っていると説明。「一緒のことをやったら、規模の利益で負ける。違っていいんだ」と強調し、「もし誤って収益が出なくなったら僕は辞める」と退路を断って収益力向上を目指す方針を明らかにした。

 SBIHDは、島根銀行(松江市)、福島銀行(福島市)、筑邦銀行(福岡県久留米市)と資本業務提携を結び、地銀連合「第4のメガバンク構想」への参加を募っている。二宮氏は、これまでにSBIHDからの誘いを受けたことは「ない」とし、「話題性はあるが、経営を変えるのはすごく困難だ」と慎重な見方を示した。

 佐賀共栄銀は佐賀県内を中心に福岡県、長崎県佐世保市を含めて計25店あるが、基山支店(佐賀県基山町)の営業を今月21日で終えるなど今後3店舗を減らす計画だ。二宮氏は経営の効率化を進め、「3、4年後に計20店舗ぐらいを目指したい」との方針を示した。

この記事を共有する

おすすめ情報