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文具やアクセサリーで陶磁器の可能性探る 産地の佐賀・長崎で製作

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佐賀県の窯元などが製作した「やきもの文具」(同県提供)
佐賀県の窯元などが製作した「やきもの文具」(同県提供)

 陶磁器製アクセサリーに白磁製のペン-。陶磁器を若い世代にも身近に感じてもらい、低迷する生産の回復につなげようと、佐賀県などが立ち上げたブランド「HIZEN5(ヒゼンファイブ)」が器以外の陶磁器の関連製品を広めようとしている。

 佐賀県有田町や唐津市、長崎県波佐見町など両県の計8市町は日本遺産の「日本磁器のふるさと肥前」に認定された本場。だが作り手の後継者不足や安価な外国製の流通などにより、生産量や需要は減少。日本陶業連盟によると平成30年の陶磁器の台所・食卓用品生産額は約253億円と前年より9・4%減った。

 「文化が廃れてしまう」と懸念を強めた佐賀県などは29年にヒゼンファイブを立ち上げ、第1弾としてピアスなど陶磁器製アクセサリーを発売。30年には陶磁器の模様を装飾した帽子や赤ちゃん向けのよだれかけなども製作した。

 昨年11月には第3弾となる「やきもの文具」シリーズを発表し、陶器製のペン立てやテープカッター、焼き上がりの釉薬の色をイメージしたインクなど8種類の文具を展開。製作には福岡県の文具店の協力を受けた。

 白磁製のペンを製作した畑萬陶苑(佐賀県伊万里市)の畑石修嗣さんは、ガラスペンから着想を得たとして「文具にこだわりがある人にも満足してもらえる商品だ」と自信を示す。

 佐賀県の担当者は「親しみやすいものから触れて、焼き物に関わるきっかけになればいい」と話す。

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