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聖火、乗馬・川下りでもリレー ルート詳細公表 埼玉

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 県は17日、来年7月7~9日の3日間をかけて40市町で実施する東京五輪の聖火リレーの詳細なルートとランナーを公表した。聖火リレーは区間の一部で県内の特色を生かし、乗馬や電気機関車、船を使った特殊な走行を行う。県の公募・推薦枠の聖火ランナーも決まり、12~91歳までの75人が内定した。(黄金崎元)

 17日に公表された聖火リレーのルートでは、市町ごとの各区間の出発地や到着地、走行距離、各地で行われる式典の場所などが示された。県内は3日間で74・7キロを走行する。1区間あたりの走行距離は基本的に約200メートルとなっており、県内全体で260区間が割り当てられた。

 また、大会組織委員会のルールでは、特殊な聖火リレーが1日1回認められている。1日目は高句麗とゆかりの深い日高市で、高句麗古墳群の壁画をモチーフにした衣装に身を包んだ人が馬に騎乗して聖火ランナーと伴走し盛り上げる。

 2日目は秩父市・皆野町で、武甲山の石灰石の輸送で地域の経済発展を支えてきた電気機関車による聖火リレーを実施する。全5両を連結し、五輪カラーにして秩父鉄道の秩父-親鼻駅間で聖火を乗せた客車を走らせる。その後の長瀞町では聖火を乗せた船が荒川上流でライン下りを行う。

 3日目は本庄市・深谷市で、足踏み式の自走4輪車(陸船車)や自転車を使って聖火を運ぶ。18世紀初めに現在の本庄市に住んでいた庄田門弥(しょうだ・もんや)が発明した陸船車が自転車の発祥とされており、日本の技術力の高さを国内外にアピールする狙いがあるという。

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 一方、県は17日、県公募の聖火ランナーの内定者も発表した。1万4113人から応募があり、書類選考の結果、75人が内定した。倍率は約188倍だった。県内は260区間を割り当てられており、県公募の分は66区間で、残りの194区間は企業スポンサーや組織委の応募枠となる。

 県オリンピック・パラリンピック課によると、選考では男女を問わず、幅広い世代、居住地域のバランスを意識し、埼玉の誇りと希望を象徴する人を選んだ。同課の斉藤勇一課長は「特に未来を担う若い世代を重点的に選んだ」と話す。

 内定者の内訳は県の公募枠が65人、推薦枠が10人。推薦枠の10人は10人1組で走行する。男女別では男性40人、女性35人。年代(18日時点)は10代が最も多い25人、20代5人、30代13人、40代7人、50代13人、60代3人、70代4人、80代4人、90代1人。

 居住地域は県内在住者が72人で県外が3人。県内在住の内定者の市町村数は36市12町となっている。外国籍は2人で、元五輪選手が2人、元パラリンピック選手が2人。障害者は12人が選ばれた。

 大野元裕知事は「40市町を聖火が巡り、地域の魅力があふれるルートを駆け抜ける。『埼玉』の名を広く世界に発信したい。トーチを掲げて走る人、沿道から応援する人、みんなでワンチームとなって埼玉の聖火をつないでいきたい」とコメントした。

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 ◆さいたま・川越市長コメント

 東京五輪の聖火リレーの詳細なルートやランナーが公表され、県内の各自治体の市長から喜びのコメントが発表された。

 ■さいたま市の清水勇人市長「武蔵一宮氷川神社本殿前から氷川参道を抜け、さいたま新都心公園に至るルートを聖火ランナーが駆け抜ける。多くの市民に沿道にお越しいただき、感動と興奮を共有し、次の世代につないでいきたい」

 ■川越市の川合善明市長「川越城本丸御殿前をスタートし、蔵造りの町並みを通り、連雀町交差点までがルートとなる。出発式も行われる。県の募集枠で本市在住の方が4人選出され、大変うれしく思う」

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