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資生堂、従業員600人採用へ 大田原新工場、来月24日操業

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 資生堂の那須工場(大田原市中田原)が完成し、来月24日に操業を始める。主力ブランドの「エリクシール」など、中高価格帯のスキンケア製品を年間1億2千万個製造する計画で、令和4年までの従業員採用は地元を中心に約600人を予定している。

 同社は国内3工場、海外7工場を持つが、中国をはじめアジア圏での人気上昇により供給不足が慢性化。そこで国内では36年ぶりの新しい生産拠点として那須工場を置き、大阪府と福岡県でも建設を進めている。

 那須工場は、良質な地下水が立地の決め手の一つになったという。敷地面積約11万平方メートル、延べ床面積約6万5千平方メートルで、投資額約350億円。まず350人で稼働して来年は年間3千万個を生産し、2年後には1千人体制に増やす。

 製造ラインには人工知能(AI)などの先端技術を導入し、多品種少量生産も視野に入れる。同社工場で初となる本格的な見学コースも設け、来年から受け入れを始める予定だ。

 魚谷雅彦社長は「サプライチェーン(供給網)強化の第一歩を踏み出せた。今後の経営に大きなインパクトをもたらすだろう」と、竣工(しゅんこう)式典で述べた。

 また、来賓の福田富一知事は「栃木の女性の活躍できる機会が広がる」と期待を示し、津久井富雄・大田原市長は、バブル期に計画され分譲に苦戦した工業団地に新工場が建ったとして「この地を選んでいただき、感謝している」と述べた。(山沢義徳)

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